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資料2:「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(案)」に関する御意見及び当該意見に対する考え方 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34813.html
出典情報 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師等確保基本指針検討部会(第3回 8/24)《厚生労働省》
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No.

意見箇所

御意見

御意見に対する考え方

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第二

医療に公費を投じるには限界が来ていますので、まともに人材開発や人材育成をする予算があるとは思えません。しかし、若い世代の
人で言えば所謂パワハラ的な言動、指導により離職する人が多いと言われていますが、これは防ぐ事が出来ると考えます。なぜパワハラ
的な言動、指導が看護業界でいまだに蔓延しているのか?
原因は看護学校の教育にあると考えます。個人的にSNSで調査をしてきて、パワハラされた方の実態を250件以上見てきました。現状で
は教員という立場で、気に入らない学生の単位を認めないとか、恣意的に学生を留年、退学させる事を許しています。圧倒的に弱い立場 ご指摘の点につきましては、「看護師等養成所の運営に関する指
の学生には反論のしようがありません。公式には調査が行われていませんが、うつ病、適応障害と診断されている看護学生の数は少なく 導ガイドライン」において、看護師等学校養成所内のハラスメント
ないはずです。そのような教育環境で育ってきた看護師なら自分が気に入らない後輩を虐める、仕事の出来ない人間を辞めさせるという 防止について明記しておりますので、本指針においてもその旨記載
事が当たり前に感じてしまうのは無理のない事だと思います。
します。
看護学校でのパワハラ防止の為のガイドラインを作って欲しい。睡眠時間が無くなるような実習を禁止して欲しい。看護学校に第三者
機関の目が届くようにして欲しい。第三者機関がアンケートを取るなりパワハラの告発を容易にして欲しい。看護学生が安心して学べる
環境が出来て、ちゃんとサポートされながら育っていけば、その看護師も後輩をちゃんとサポートして育てるようになるのではないで
しょうか?

19

第二

看護専門学校、准看護学校での自殺、教師によるハラスメントのニュースが昨今多いと思われます。大学はアカデミックハラスメント ご指摘の点につきましては、「看護師等養成所の運営に関する指
の窓口はあるかと思いますが、看護専門学校、准看護学校は不明瞭です。新規養成、復職支援、定着促進の3本柱としてあげているので 導ガイドライン」において、看護師等学校養成所内のハラスメント
あれば新規養成の一翼をになっている看護専門学校、准看護学校もアカデミックハラスメントの窓口設置の義務化、および外部相談窓口 防止について明記しておりますので、本指針においてもその旨記載
の明記と設置が必要です。
します。

第二

看護学校を退学した子どもの母親です。本人は、きょうだいに精神疾患者がいるいわゆるきょうだい児(ヤングケアラー)です。小さ
い時から障害のある子に配慮ができる優しく思いやりのある子です。「家族に病気の子がいたから」「自分が入院経験があり、お世話に
なった看護師さんに憧れて」といった理由で看護師を志す若者は多いはずです。しかし現在の看護師養成施設(私たちの場合は3年生看
護専門学校でした)では、教育の名に値しない軍隊のような厳しい指導が行われています。
「上(看護教諭や先輩、実習先の看護師)は絶対的存在で服従が基本」、「学校内でのいじめが全く放置され、学校側に苦情を申し立
てても『知らない』と言われる」、「人の命に関わる失敗が許されない職業だから、と些細なミスをとことん叱責、人格否定で学生を追
い込む、他の学生全員の前で叱責し、吊し上げる。教諭がいじめターゲットを設定し、「あの学生のようになるな」といったやり方で他 ご指摘の点につきましては、「看護師等養成所の運営に関する指
の学生に教諭に対し従順な態度を取るように促す」、「国試合格率100パーセントを謳いながら、20パーセント以上の退学者を出してい 導ガイドライン」において、看護師等学校養成所内のハラスメント
る学校は実在します。」退学した学生には多額の無駄になった学費が残るだけで、何の経歴にもならず、逆にスティグマを背負わされて 防止について明記しておりますので、本指針においてもその旨記載
しまいます。
します。
近年北海道、千葉 愛知などの看護学校でパワハラ申し立てがあり、認定がされ、県職員が謝罪しています。でも被害が発生してから
では遅いです。満足な補償もされていません。我が子も適応障害と診断され、現在も他人が怖くなってしまって治療に専念する日々で
す。看護学校は県の管轄と言いますが、うちの子のような若者が、毎年我が国に多数生まれていると思うと、黙っていられない気持ちで
す。国益に反することです。看護師になってからも職場で陰湿ないじめが横行していると聞きます。
ぜひ国の力で、看護学校、看護実習におけるパワハラ体質を一掃してください。看護学校におけるヤングケアラーへの配慮を明記して
いただけるとなおありがたいです。

第二

看護師を目指すために看護学校に通っていましたが、実習の単位を与えないというパワハラで退学しました。誰に対する暴言、暴力も
ありません。課題もできています。成績もよかった方です。それに対するおごりもありません。社会人入学をしましたがその前後、介護
福祉士として問題なく勤務できています。現場も上席も経験しています。まるでそのような経験が気にくわなかったのか、「あなたに看 ご指摘の点につきましては、「看護師等養成所の運営に関する指
護師なんかできない。これ以上実習しても単位をあげることはできないからやめて」言われ、退学しました。数年たちましたが、悔しく 導ガイドライン」において、看護師等学校養成所内のハラスメント
て悔しくてたまらない毎日でも、介護福祉士として働いています。看護師を見ながら働く立場なので余計悔しいです。
防止について明記しておりますので、本指針においてもその旨記載
調べてみると、このようなパワハラでやめた看護学生はとても多いです。学校だけでなく、全国の学生が相談できる窓口の設置をお願 します。
いします。私は、やはり看護師を目指したいですが、退学になった分の授業料が返ってくるわけではなく、新たに3年分もの授業料と生
活費をためられません。単位引き継ぎ制度をつくってください。

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