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資料2:「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(案)」に関する御意見及び当該意見に対する考え方 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34813.html
出典情報 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師等確保基本指針検討部会(第3回 8/24)《厚生労働省》
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No.

意見箇所

御意見

御意見に対する考え方

第三の四

子育て中の転職での時短勤務、夜勤免除についてです。大学病院から総合病院に転職して正規職員になりたかったですが、制度上は問
題なくとも、子育て中であるなし関係なく夜勤やフルタイムありきです。夜勤の回数は減らせたとしても時短は難しいそうです。どう
ご指摘の点につきましては、第三の四で、看護師等の定着を促進
か、転職先でも時短を正規職員なのであれば使えるようになってほしいです。転職の際に、公立の病院に正規雇用であれば、時短は可能
していくためには、ライフステージに対応した働き方を可能にする
かききました。制度上は可能だが、実際には無理だと言われ、正規雇用は諦めパートになりました。双子の子育てで、幼い子を核家族で
相談体制や環境整備を進めていくことが重要である旨を明記してい
仕事をするのは難しいです。どうか、制度上だけでなく、実際時短が転職して就職しても使えるようになってほしいです。国からそう促
ます。
していただければありがたいです。私の周りはフルタイムを諦めてパートになった人が多いです。小学校に上がる前まででいいので、そ
う言った制度が使えると長く正規雇用で働ける人が増えると思います。

第三の四

これまで3つ病院を転職していますが、どの病院も人手不足で有給が希望通りにとれる病院は一つもありませんでした。病院側の都合
で勝手に有給が使われます。
現在勤務している小規模のクリニックに至っては休診日を有給に充てがわれます。同じ病院に勤めている同僚が冠婚葬祭での有給を申
請すると「この人数では回せないから。」と言われとれませんでした。また他の同僚は病気の治療のための通院による有給を使っていた
ところ、「他の人より圧倒的に有休消化している日数が多くて不公平だ。あなたが働いていることによって少ない人数で回している他の ご指摘の点につきましては、第三の四で、看護師等の定着を促進
人に迷惑だ」と言われ、パートへの降格もしくは退職と迫られ退職していきました。
していくためには、ライフステージに対応した働き方を可能にする
これから育児をする世代ですが、この少ない人数の労働環境で子育てできるとは到底思えません。実際退職するしかないと思っていま 相談体制や環境整備を進めていくことが重要である旨を明記してい
すし、育休中、育休明けの人はいつ保育園から呼び出されて帰ったりするかわからないし時短だとさらに人数が減って困るからと退職を ます。
迫られます。
私はこの仕事が好きで人の役に立ちたいと思って働いて10年以上看護師をしていますが、そういう選択をするしかないのです。
大きな病院での夜勤のスタッフの補充はもちろん、こうした行政の指導が入りにくい小さなクリニックへの指導や支援があるといいと
思います。理解がかなり少ない経営者が多いです。

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第三の四

現場では夜勤が可能な看護師が不足しており、未就学児を養育している職員も、同居家族が保育可能とみなされ、意に沿わない夜勤を
ご指摘の点につきましては、第三の四で、病院等においては、事
命じられている実態もある。人員不足を理由に、育児や介護に直面している職員の働き方が歪められることがないよう、指針案の掲げる
業所内保育事業、小規模保育事業等として市区町村の認可を受けた
両立支援の具体化を求める。
院内保育所への運営費の支援や、地域医療介護総合確保基金による
その上で、育児中の看護師の復職支援として、院内保育の整備が非常に重要であるが、多くは日中のみの対応となっている。育児中で
院内保育所の整備・運営に対する財政支援を活用して、院内保育所
あっても、さまざまな就労ニーズが存在することから、院内保育所が休日・夜間の受け入れ体制を整備できるよう財政支援を求めたい。
を運営するなど、仕事と育児の両立支援に向けた環境整備を推進し
加えて、保育の支援拡充として、病後児保育の設置やベビーシッターの活用支援も重要であり、この点についても記載することを求め
ていくことが重要である旨を明記しています。
る。

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第三の四

ご指摘の点につきましては、第三の四で、看護師等の定着を促進
看護師の仕事の難しさは、夜勤と子育てです。親との同居がなく、子育てを行う場合、夜勤へのサポートが必要です。ベビーシッ していくためには、ライフステージに対応した働き方を可能にする
ター、夫の仕事への何かしらの利用しやすいサポートがないと、離職につながってしまいます。
相談体制や環境整備を進めていくことが重要である旨を明記してい
ます。

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第三の四

ご指摘の点につきましては、第三の四で、看護師等の定着を促進
ライフステージの変化に適応していない職場環境のため仕事を続けられてない。拘束時間が長い、お金にならない委員会活動、無給残
していくためには、ライフステージに対応した働き方を可能にする
業、仕事内容に合わない安給料。看護師はボランティアではない、国家試験保持者としてプロフェッショナルな仕事ができない事でモチ
相談体制や環境整備を進めていくことが重要である旨を明記してい
ベーションが保てない。
ます。

第三の四

さらに育児休業や育児短時間勤務制度などを利用している看護師等は近年増加している。制度を取得している看護師等の代わりに日々
の業務を増員がない中で、残っている同僚の看護師がカバーする状態であり、現場では「お互い様」という状態ではなく「職務に耐えら
れない」というのが現状だ。また、「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」の「3.病院等に勤務する看護師等 ご指摘の点につきましては、第三の四で、看護師等の定着を促進
の処遇改善マル2の(4)勤務環境の改善」は重要なポイントであるが、それを実現するためには増員が必須だ。例えば、育児短時間勤 していくためには、ライフステージに対応した働き方を可能にする
務制度により、16時頃に退勤をする看護師は、15時位から退勤に向けて、業務の進め方を考え始めるが、夕方は夜勤組への業務を引き継 相談体制や環境整備を進めていくことが重要である旨を明記してい
ぐに忙しい時間帯に突入する。育児で退勤する看護師も同僚に気を掛けるし、残された同僚の看護師も患者の看護と記録に気を使い疲弊 ます。
する。上記のマル1を実現する当たり、人員を多く配置することが、育児休業等の制度利用や、少子問題の解決にも一石を投じることと
なる。

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