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資料1 児童発達支援・放課後等デイサービスに係る報酬・基準について (89 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35857.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第39回 10/18)《厚生労働省》
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(インクルージョンの推進)

【論点11】インクルージョンの推進
現状・課題
○ 共生社会の実現に向けて、子育て支援施策全体の中で障害児への支援を進め、インクルージョン(地域社
会への参加・包摂)を推進していくことが重要。保育所等への支援を行いながら、障害児通所支援と保育所
等との併行通園や、保育所等への移行を推進し、障害の有無に関わらず全てのこどもが共に育つことができ
る環境整備を進めることとしている。
〇 児童発達支援・放課後等デイサービスにおいて、利用児童が地域において保育・教育等を受けられるよう
支援を行うことにより、事業所を退所して、保育所等(学齢児の場合には放課後児童クラブを想定)へ移行
した場合に、退所後の相談援助等について、保育・教育等移行支援加算(500単位/1回まで)により評価を行っ
ているが、入所中の保育所等との調整や引継ぎなどの移行支援の取組については評価が行われていない。
○「障害児通所支援に関する検討会」報告書(令和5年3月)において、以下のとおり報告されている。
・ 障害児通所支援に携わる全ての事業所には、障害児支援だけでなく、こども施策全体の中での連続性を意識し、インク
ルージョン推進の観点を常に念頭におきながら、こどもや家族の支援にあたっていくことが求められる。
・ アセスメントや障害児支援利用計画、個別支援計画の作成、事業所での支援において、インクルージョンの推進が考慮さ
れるとともに、PDCAの仕組みを盛り込むことが重要である。
・ 現在、障害児通所支援事業所を退所して、保育所等へ完全に移行した際には、保育・教育等移行支援加算の算定を可能と
しているが、一定期間にわたり継続的に行われる移行支援のプロセスについては評価の対象としていない。インクルージョ
ン推進における移行支援のプロセスについても報酬上適切に評価していく方向で検討を進めることが必要である。

検討の方向性
○ 児童発達支援・放課後等デイサービスにおいて、併行通園や保育所等への移行等、インクルージョン推進
の取組を求めるとともに、事業所の個別支援計画等において具体的な取組等について記載しその実施を求め
ることを検討してはどうか。
〇 保育所等への移行に向けた取組を推進する観点から、保育・教育等移行支援加算について、移行前の移行
に向けた取組についても評価することを検討してはどうか。

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