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【資料3-3】新型コロナワクチン 心筋炎関連事象の安全性評価について(健康局及び医薬・生活衛生局 の説明資料) (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24538.html
出典情報 医薬品等行政評価・監視委員会(第7回 3/18)《厚生労働省》
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海外における新型コロナワクチン3回目接種後等の副反応の状況について
○ 新型コロナワクチンの3回目接種後等の副反応について、海外における最新の状況は以下のとおり
であった。
3回目接種後等の副反応に係る海外の報告・対応状況
【米国】 2021年9月22日~2022年2月6日において、18歳以上の者約8,260万人が追加接種を受け、追加接種を受けた旨を報
告したv-safeの登録者は721,562人だった。VAERSに報告された有害事象は39,286件だった。同種のmRNAワクチン追加接
種後1週間以内の局所反応及び全身反応は、2回目接種後よりも頻度が低かった。初回シリーズに受けたワクチンとは関係
なく、追加接種にモデルナ社ワクチンを接種した者に全身反応の報告が多かった。追加接種後の心筋炎については、モデル
ナ社ワクチンを接種した18~24歳の男性で報告が多かったが、モデルナ社ワクチンを2回目接種した場合よりも報告頻度は
低かった。

Morbidity and Mortality Weekly Report (Early Release, Vol. 71, No. 44) 2022年2月11日
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/71/wr/mm7107e1.htm?s_cid=mm7107e1_w

【英国】英国ではファイザー社およびモデルナ社ワクチンが追加接種に推奨されている。 2022年2月2日現在、3,740万回以上
の新型コロナワクチンの3回目及び追加接種を実施した。副反応の報告率は、ファイザー社ワクチンにおいて3回目および追
加接種1,000回あたり1件程度、モデルナ社ワクチンにおいて3回目および追加接種1,000回あたり2件程度であり、いずれも
新型コロナワクチンの全接種回を合わせた報告率(1,000回接種あたり2~5件)よりも低い値であった。3回目及び追加接
種で報告された事象の特性は、新型コロナワクチンの2回目までの接種における報告と同様であり、報告の大部分は予想され
る反応原性事象に関連するものであった。3回目及び追加接種時の報告に関する調査では、安全性に関する新たな懸念は提起

されていない。これらのワクチンの3回目および追加接種後の心筋炎・心膜炎疑い報告の報告率は1・2回目接種後に想定さ
れたよりも低く、追加接種後の症例は非常に稀であった。これらの症例において、1・2回目接種後と比較して追加接種後で
より深刻であるといった兆候はなく、ほとんどの報告が軽度の症例で迅速に回復しており、1・2回目接種後の症例と類似し
ていた。
※ なお、出典における3回目接種及び追加接種の定義は以下のとおり。
・3回目接種:最初の2回の接種時に免疫機能が低下していた者に提供されるワクチン接種
・追加接種:最初の2回の接種により得られた防御力の増強を目的としたワクチン接種

(MHRA Coronavirus Vaccine - summary of Yellow Card reporting (2022年2月10日))
https://www.gov.uk/government/publications/coronavirus-covid-19-vaccine-adverse-reactions

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