(2)LIFEを活用した取組状況の把握および訪問系サービス・居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証に関する調査研究事業(本編)(報告書) (案) (100 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html |
出典情報 | 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》 |
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(1) 調査目的
本モデル事業に参加頂いた各事業所に対し、ヒアリング調査を行い、LIFE 活用に関する具体的なユー
スケース等の把握を行うとともに、LIFE 導入における課題等について検証を行うことを目的とした。
(2) 調査対象事業所
本モデル事業に参加頂した全事業所(29 事業所)
(3) 調査期間
調査期間は、令和 3 年 12 月~令和 4 年 1 月とした。
(4) 調査結果概要
※ 下線については、当該調査の目的を踏まえ、LIFE 活用の主な効果や課題等を中心に引いている。
① LIFE 活用のユースケース
利用者のできないことができるようになった等が客観的に提示されると、利用者にとって良い。
(訪問介護)
似たような状態だが一方の利用者にだけ気になる点(肌がかさかさ等)のある利用者のフィードバ
ック票を見比べると、気になる点のある利用者の方が栄養状態がよくないことが明らかになるな
ど、比較することによる気付きがあった。
(訪問介護)
複数のサービスで同一の評価項目があるのは意味があると思う。違いがある場合に担当者会議等で
議論することで、特定のサービスを利用している時にだけよく食事をしていた等、利用者の心理的
な側面や背景にある事象に気づけることがある。
(訪問介護)
利用者フィードバック票があると、利用者や家族への説明、介護支援専門員との情報連携を行いや
すくなった。
(訪問介護)
利用者フィードバック票の ADL の項目を見て状態悪化している利用者がいた場合、排せつ介助を増
やすなどのケアの見直しを行った。
(訪問介護)
既存の職員ミーティングの場において、ADL の平均値を比較することにより、利用者の自立支援を
妨げる過剰な介助を行っていないかの確認に繋げ、そのようなヘルパーがいた場合アドバイスする
ようにした。
(訪問介護)
モデル事業参加前は、アセスメントの頻度が不定期で統一されていなかったが、今回のように制度
として示されることで、アセスメント頻度が統一され、データの質が担保される。
(訪問看護)
モデル事業参加前はデータ分析等を行っていなかったので、データ分析をしてもらえるのはありが
たい。
(訪問看護)
毎月の変化は把握しているが、半年やそれ以上の長期的な変化が視覚的に把握できる。
(訪問看
護)
サービス担当者会議で、居宅サービス事業所や利用者との認識のすり合わせ等に活用できると思
う。
(訪問看護)
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