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(2)LIFEを活用した取組状況の把握および訪問系サービス・居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証に関する調査研究事業(本編)(報告書) (案) (52 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》
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5.調査結果概要
(1) LIFE 好事例事業所
① アセスメント等の状況
アセスメント、計画においては 1 人あたりおおよそ1時間程度。スムーズに計画まで作成でき
る方もいれば、アセスメントだけでも時間がかかる方もいる。記録についてはケアにあたった
職員が基本行うようになっている。ケアの内容を直接聞いて、それをもとに次の計画を作成し
ている。計画は 2~3 か月に1回は見直し、作成にあたる。処方変更や入退院など変化のあっ
た際はその都度作成している。
全体で 8 時間程度、3 か月に 1 回実施している。
LIFE の為だけの取り組みは行っていないが、ケアプラン更新は 3 月に1回としており、それに
要する時間は1人当たり概ね 30 分程度である。
毎月サービス計画のモニタリングを行い、記録している。その為、LIFE への記録ではそれを元
に 3 か月に 1 回ケアの状況を記録・確認している。LIFE としての所要時間は、1 人当たり 20
分程度。
② LIFE へのデータ入力等の状況
全職種が何かしらの形で、LIFE への取り組みに係るシステムを構築している為、「医師、事務
職員、介護職員、看護職員、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、支援相談
員、介護支援専門員」の全職種が取り組んでいる。すべての加算に関する計画書の作成におい
ては、1 人の利用者につき職員 10 名がかかわり、その時間は概ね 1 時間程度である。
1 名につき 20 分程度
1 名でにつき 30 分程度
褥瘡マネジメント加算及び排せつ支援加算については 2 時間程度、科学的介護推進体制加算に
ついては 3 時間程度で全員分入力している。
③ LIFE へのデータ入力・提出によりケアの質向上に与えた効果
アセスメント、計画、実行、評価を行っていく中で、利用者との関わりが増え、利用者に笑顔
が増えたとともに運動を楽しんで行えている。
具体的なケアの質の向上として実感できたことは、現在ありませんでした。
全ての加算が利用者のケアに反映できている。特に自立支援促進加算では、離床促進、ポータ
ブルトイレに関する利用者の尊厳保持、食事を普通の椅子で食べる等の取り組みを意識付けす
ることが出来た。
ADL や認知機能の状態についても、日々のアセスメントやひとつひとつの行動を検証しなが
ら、目標設定を点数化するようになった。
各職員が担当各利用者に対して定期的にアセスメントを行うことで、日々のケアに対する姿勢
に 変化が見られると共に、職員間でアセスメント内容の確認を行っている。
褥瘡について、予防を含め、日々職員同士が確認を行っている。排泄について、大きな改善はな
いが利用者の特徴を踏まえて対応をしている。
④ LIFE およびフィードバック票を活用した取り組み
利用者個々のデーターをフィードバック帳票と照らし合わせている。ADL や BMI などの推移を
確認し、異常が見られた場合は家族に報告して、一緒に問題解決に取り組んでいる。
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