V．アンケート調査
１. 調査目的
科学的に自立支援等の効果が裏付けられた介護を実現するため、分析に必要なデータを新たに収集す
るデータベース（LIFE）を令和 3 年度より運用し、データ提出とフィードバックの活用における PDCA サ
イクルの推進とケアの質の向上を開始した。LIFE を用いたケアの質の向上に関する取組は開始されたば
かりであり、LIFE に関する課題や、望ましい活用方法等を把握した上で、今後の改善につなげていく必
要がある。
本調査では、LIFE を活用した取組についてその取組状況を把握するとともに、さらなる LIFE の活用
に向けた課題の検討等を行った。
２. 調査対象事業所
LIFE に関連した加算を算定している事業所・施設（以下、
「LIFE 登録済み事業所」
）、および LIFE へ
のデータ登録がない事業所・施設（以下、
「LIFE 未登録事業所）
）を対象として本調査を行った。
図表 V-1
分類

調査対象

母集団

抽出方法

調査客体数

LIFE 登録済み事業所

25,168

無作為抽出

4,993

LIFE 未登録事業所

67,369

無作為抽出

2,502

※ 介護保険総合 DB における令和 3 年 6 月に請求実績のある事業所を母集団とし、災害救助法の適用地
域に所在している事業所を除き、無作為抽出にて調査対象事業所を選定した。
※ LIFE 登録済み事業所：令和 3 年 6 月に LIFE 関連加算（科学的介護推進体制加算等）の算定がある事
業所を対象としてサービス別に抽出した。
※ LIFE 未登録事業所：令和 3 年 6 月に LIFE 関連加算（科学的介護推進体制加算等）の算定がない事業
所を対象としてサービス別に抽出した。
※ 対象とするサービス：介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護医療院、通所介護、認知症対応型
通所介護、認知症対応型共同生活介護、特定施設入居者生活介護、小規模多機能型居宅介護、看護小
規模多機能型居宅介護、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション
３. 調査期間
調査期間は、令和 3 年 10 月 6 日～令和 3 年 12 月 24 日とした。
４. 調査方法
LIFE 登録済み事業所については、LIFE を通じて調査を実施した。事業所は LIFE へログインし、調査
に係る資料一式をシステム上からダウンロードした。事業所は調査票（Excel 形式）に必要な事項を記入
し、メールにて調査事務局へ回答済み調査票を送付した。
LIFE 未登録事業所については、調査票（紙媒体）を郵送にて配布・回収した。

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