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(2)LIFEを活用した取組状況の把握および訪問系サービス・居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証に関する調査研究事業(本編)(報告書) (案) (63 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24465.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第209回 3/17)《厚生労働省》
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(3) 試行的な LIFE の活用
訪問介護事業所においては LIFE の利用実績のない事業所が大半を占めると想定されたため、まず本モ
デル事業に関する説明会を実施し、調査対象事業所に対して LIFE への新規登録を依頼した。LIFE への新
規登録及びログイン状況を確認するとともに、事業所に対して対象となる利用者や職員への説明・周知
を依頼した。
次に、調査対象の条件に該当する利用者の LIFE への登録及びアセスメントデータの登録を依頼した。
アセスメントデータの登録にあたっては、調査期間が 3 か月であるのに対し、フィードバック票で経時
変化を示すために必要な 2 時点の差が 6 か月間であることから、直近のアセスメント結果及びその 6 か
月前のアセスメント結果を同時に入力することとした。入力するデータ項目としては、科学的介護推進
体制加算のアセスメント項目で必須項目とされている項目は必須とし、個別機能訓練加算(Ⅱ)、栄養ア
セスメント加算、口腔機能向上加算(Ⅱ)の算定要件となっている項目は任意とした。
図表 VII-3










科学的介護推進体制加算のアセスメント項目(○は必須項目)
既往歴
服薬情報
同居家族等
ADL
在宅復帰の有無等
身長
体重
褥瘡の有無
口腔の健康状態
誤嚥性肺炎の発症・既往
認知症の診断
DBD13(必須 5 項目)
DBD13(任意 8 項目)
Vitality Index(意思疎通)
Vitality Index(起床、食事、排泄、リハビリ・活動)

入力されたアセスメントデータを LIFE データベースから抽出し、令和 2 年度老人保健健康増進等事業
「居宅・施設系サービスにおける CHASE を介した科学的介護に資するデータの収集・活用に関する調査
研究事業」において検討された「フィードバック票案」を基に事業所フィードバック票及び利用者フィー
ドバック票を作成した(参考資料参照)
。なお、LIFE には、現在科学的介護推進体制加算等の算定対象で
はない訪問介護事業所におけるデータがほぼ蓄積されていないため、本モデル事業では比較のための平
均値として、本モデル事業に参加した事業所の平均値を表示した。
作成したフィードバック票は電子データ(PDF ファイル)の形式で調査対象事業所に提供した。
提供したフィードバック票を訪問介護計画の見直し等の日常業務において活用してもらい、どのよう
な場面で活用できるかの検討や活用にあたっての課題等を調査した。
LIFE への登録から LIFE の活用までの一連の流れにおいては、課題の抽出等になるべく影響が出ないよ
う、まずは事業所において主体的に端末の操作やフィードバック票の活用を試みてもらいつつ、質問や
相談があった際には随時メールや電話によるサポートを行った。具体的には、LIFE への利用者登録がで
きない場合の原因究明と解決方法の提示、誤って削除してしまった利用者データの復元、LIFE 上で登録
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