資料1-4 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[16.8MB] (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38901.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第3回 3/22)《厚生労働省》 |
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間
調 査 方 法 主要目的:
の概略
コホートデザインに基づき、2012 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日の期間において、
VEGF/VEGFR 阻害剤のうち、いずれかの処方を受けた患者を対象として、追跡期間中の
動脈解離の発現状況を評価した。当該期間に複数の異なる VEGF/VEGFR 阻害剤の処方
を受けた場合、それぞれの VEGF/VEGFR 阻害剤について追跡期間を設定した。なお、
追跡期間の開始日と終了日が同日の患者及び追跡開始時と同一の VEGF/VEGFR 阻害剤
の処方が 2010 年 8 月 1 日~2012 年 3 月 31 日の期間にある患者は除外した。また、動脈
解離のリスク因子である高血圧の既往を有する患者を除外した集団においても、同様の
評価を行った。
追跡期間の定義:
個別の VEGF/VEGFR 阻害剤について、2012 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日の期間
における最初の処方日を初回処方日とし、その翌日から、アウトカム発現日、当該
VEGF/VEGFR 阻害剤の処方終了日※に 30 日を足した日又はデータ期間終了日のい
ずれか早い日までの期間を当該 VEGF/VEGFR 阻害剤の追跡期間とした。
※
VEGF/VEGFR 阻害剤の処方終了日は、データ期間における当該 VEGF/VEGFR 阻害剤の最も遅
い処方日を起点とし、当該 VEGF/VEGFR 阻害剤が点滴の場合は、投与間隔を考慮し、20 日を足
した日、カプセル又は錠剤の場合は、処方日数を足した日から 1 日を引いた日とした。
アウトカムの定義:下記の A 又は B のいずれかを満たす場合を動脈解離の発現と
し、追跡期間における最も早い発現日をアウトカム発現日とした3。
A:以下の①~③のすべてを満たす。
① DPC レセプトにおける傷病名(主傷病名、入院の契機となった傷病名、医療
資源を最も投入した傷病名、医療資源を 2 番目に投入した傷病名、入院時併存
症名又は入院後発症疾患名のいずれか)に動脈解離に関する病名(疑いを除
く)がある。
② 動脈解離による入院年月日(以下、「index date」)の当日又は翌日にステント
グラフト内挿術(胸部大動脈)、大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。上行
大動脈、弓部大動脈、上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術に関するもの 3)
のいずれかの実施又はニカルジピン注射剤の処方がある。
③ index date の当日又は 7 日後以内に血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等に
おける止血術、その他のもの)の実施がない。
B:以下を満たす。
① DPC レセプトにおける傷病名(主傷病名、入院の契機となった傷病名、医療
資源を最も投入した傷病名、医療資源を 2 番目に投入した傷病名、入院時併存
症名又は入院後発症疾患名のいずれか)に動脈解離に関する病名があり、index
date と同日又は翌日に退院日がある。
副次目的:
2
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