よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-4 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[16.8MB] (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38901.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第3回 3/22)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

MID-NET® 選定理由
:臨床検査値を指標とした評価を実施するために選択。
の 選 定 理 データ期間 :2009 年 1 月 1 日~2021 年 3 月 31 日。
由とデー
データ期間に利用可能であった MID-NET®協力医療機関(10 拠点 22 病
タ期間
院)のデータを利用
調査方法
調査デザイン
の概略
コホートデザイン
調査対象集団
データ期間中に SSRI、SNRI 及びボルチオキセチン臭化水素酸塩のいずれかが新
規処方され、新規処方日と同月にうつ病の傷病名がある患者を特定した。なお、デ
ータ期間中の初回処方日の 180 日以上前に、医療情報記録がある場合(初回処方日
の前 180 日間には、SSRI、SNRI 及びボルチオキセチン臭化水素酸塩のいずれも処
方されていないことが確認できる場合)に新規処方と定義した。特定した患者のう
ち①新規処方日の 180 日前から新規処方日の前日までに、調査対象医薬品以外の抗
うつ薬を処方された患者、②新規処方日の 180 日前から新規処方日の前日までに、
血小板数が 100,000/mm3 を下回る検査結果を有する患者、③新規処方日の 180 日前
から新規処方日の前日までに、血小板減少症の傷病名がある患者、④新規処方日の
180 日前から新規処方日の前日までに、がんの傷病名がある患者又はがん化学療法
剤を処方された患者、⑤新規処方日に複数の抗うつ薬を処方された患者を除外し、
これらの除外基準に該当しない患者を調査対象集団とした。
新規処方日に処方された医薬品の成分に応じて、9 つの曝露群(①エスシタロプ
ラム群、②セルトラリン群、③フルボキサミン群、④デュロキセチン群、⑤ベンラ
ファキシン群、⑥ミルナシプラン群、⑦ボルチオキセチン群、⑧SSRI 群(曝露群①
~③を統合した群)、⑨SNRI 群(曝露群④~⑥を統合した群)、及び対照群(パロ
キセチン群)を設定した。なお、パロキセチン塩酸塩水和物については、注意事項
等情報の重大な副作用の項において血小板数減少が注意喚起されており、陽性対照
との位置付けで本調査を実施した。
アウトカム
血小板数 100,000/mm3 未満(「医薬品等の副作用の重篤度分類基準について」(平
成 4 年 6 月 29 日薬安第 80 号厚生省薬務局安全課長通知)(以下、「重篤度分類基
準」)におけるグレード 1 以上相当)を血小板数減少と定義した。
追跡期間
アウトカムの発生を確認する追跡期間は、新規処方日を起点として、①アウトカム
の発現日、②処方継続期間*1 の終了日、③新規処方日に処方された医薬品と異なる
抗うつ薬の処方日又は④最終の医療記録発生日のうち、最も早い日までの期間とし
た。
*1 先行する処方期間の終了日と後続の処方期間の開始日が 30 日(以下、「Gap period」)以下の場合に、処
方が継続しているとみなし、最後の処方開始日に処方日数と 30 日(以下、「Grace period」)を加えた日を
処方継続期間の終了日とした。

解析項目及び方法
<主解析>
9 つの曝露群について、Cox 比例ハザードモデルを用いてパロキセチン群に対する
粗ハザード比及び傾向スコアの逆数で重みづけを行った調整ハザード比を推定し

2

7 / 274