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資料1-4 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[16.8MB] (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38901.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第3回 3/22)《厚生労働省》
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別添資料1
MID-NET®を用いた調査結果の概要
2024 年 1 月 10 日
調査・研究
MID-NET®を用いた抗うつ薬による血小板減少指標への影響評価
の名称
調 査 対 象 下記の選択的セロトニン再取り込み阻害薬(以下、「SSRI」)
品目
エスシタロプラムシュウ酸塩
セルトラリン塩酸塩
パロキセチン塩酸塩水和物
フルボキサミンマレイン酸塩
下記のセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(以下、「SNRI」)
デュロキセチン塩酸塩
ベンラファキシン塩酸塩
ミルナシプラン塩酸塩
下記のセロトニン再取り込み阻害・セロトニン受容体調節薬
ボルチオキセチン臭化水素酸塩
調査背景

抗うつ薬である SSRI、SNRI 及びボルチオキセチン臭化水素酸塩については、注意
事項等情報の重大な副作用の項において血小板数減少の注意喚起がなされている品
目、その他の副作用の項において注意喚起がなされている品目、及びいずれの項に
も注意喚起がなされていない品目があり、注意喚起状況に差異がある(表 1)。
表 1. 調査対象医薬品の注意事項等情報における血小板数減少に関する記載状況
分類

SSRI

SNRI
セロトニン再取り
込み阻害・セロト
ニン受容体調節薬

一般名
エスシタロプラムシュウ酸塩
セルトラリン塩酸塩
パロキセチン塩酸塩水和物
フルボキサミンマレイン酸塩
デュロキセチン塩酸塩
ベンラファキシン塩酸塩
ミルナシプラン塩酸塩

血小板数減少に関する記載状況
重大な副作用
その他の副作用
記載なし
記載あり
記載なし
記載あり
記載あり
記載なし
記載あり
記載なし
記載なし
記載なし
記載あり
記載なし
記載なし
記載なし

ボルチオキセチン臭化水素酸塩

記載なし

記載なし

上記医薬品について血小板数減少の発現リスクを評価し、新たな注意喚起又は更な
る注意喚起の必要性について検討することは有用であるものの、各医薬品の個別症
例報告に基づく被疑薬との因果関係評価では、他の医薬品や基礎疾患の影響等によ
り評価が困難な場合もある。また、血小板数減少の発現リスクについて、各薬剤間
において定量的に評価した先行研究等の報告はない。
本調査では、うつ病患者を対象に、SSRI、SNRI 及びボルチオキセチン臭化水素酸塩
処方後の、血小板数減少の発現リスクについて検討した。
調査目的

うつ病患者を対象に、SSRI、SNRI 及びボルチオキセチン臭化水素酸塩処方後の血小板
数減少の発現頻度を品目ごとに算出し、パロキセチン塩酸塩水和物処方後の血小板数減
少の発現頻度と比較して、調査対象医薬品による血小板数減少の発現リスクを評価する。

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