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資料1-2-17診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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5.心臓カテーテル・造影所見
肺静脈が閉塞していれば、肺動脈造影で、造影剤は末梢に流れていかない。肺静脈狭窄の場合、造影
検査で、肺動脈造影により肺静脈への造影剤の還流遅延を認める。本症に対する心臓カテーテル検査、
特に肺動脈造影は侵襲が大きく、4本の肺静脈の内うち、4本とも狭窄ないし閉鎖があれば、患児の状態を
急速に悪化させることがあるため注意を要する。平均肺動脈圧が 25mmHg 以上であれば肺高血圧とする。
6.CT
CT で肺静脈の狭窄ないし閉鎖を認める。
7.鑑別
先天性の心臓病によるものでは肺うっ血を来す先天性心疾患、例えば共通肺静脈閉鎖、三心房心、僧
帽弁狭窄などが鑑別となる。心臓心臓病以外の疾患としては、呼吸窮迫症候群(RDS)、新生児避延性新
生児遷延性肺高血圧症(PPHN)、胎便吸引症候群(MAS)、間質性肺炎などの肺疾患との鑑別が必要とな
る。

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