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資料1-2-17診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (45 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》 |
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<診断基準>
Definite、Probableを対象とする。
A.症状
1.主症状
周産期異常を伴わない知的障害があり、多くは運動発達の遅れ、てんかんを伴い時に家族性に見られる。
2.他に頻度の高い症状として以下の症状がある。
①新生児期、乳児期早期発症の難治性てんかん
②顔貌異常:両眼解離、幅の広い鼻梁、長い眼裂・テント状の口、口唇・口蓋裂、耳介の形態異常
③手指、足趾の異常:末節骨の短縮、爪の欠損・低形成1
④その他の奇形:肛門・直腸の異常、無ガングリオン性巨大結腸、水腎症、心奇形など
⑤難聴、眼・視力の異常
⑥皮膚の異常:魚鱗癬など
⑦筋緊張低下、関節拘縮、四肢の短縮
⑧高アルカリホスファターゼ(ALP)血症
B.検査所見
1.多くは末梢血顆粒球のフローサイトメーター解析によりCD16の発現低下を示す。
2.以下の検査所見が見られることがある。
①高アルカリホスファターゼ(ALP)血症(年齢別正常値の上限を超える。)
②手指・足趾のX線写真で末節骨欠損
③聴性脳幹反応(ABR)の異常
④脳MRIの拡散強調画像(DWI)にて基底核に高信号、進行性の小脳萎縮、髄鞘化の遅延
C.遺伝学的検査
GPIアンカー型タンパク質の生合成及び発現・修飾・輸送に関与する遺伝子(PIGA、PIGY、PIGQ、PIGH、
PIGC、PIGP、PIGL、PIGW、PIGM、PIGX、PIGV、PIGN、PIGB、PIGO、PIGF、PIGG、PIGZ、PIGK、PIGT、
PIGS、GPAA1、PIGU、PGAP1、PGAP2、PGAP3、PGAP5、PGAP6 等のいずれかに変異を認める。)
D.鑑別診断
先天性GPI欠損症が原因でない大田原症候群、ウエスト症候群、ヒルシュスプルング病
<診断のカテゴリー>
Definite:
(1)Aの1+Bの1+Cを満たすもの
(2)Bの1を満たさないが、Aの1+Aの2のうち1項目以上+Cを満たすもの*
Probable:Aの1+Bの1を満たすもの
*備考:病型によっては(PGAP1、PGAP3、PIGG 欠損症など)Bの1を満たさないものがあるので、
Aの1に加え、Aの2のうち1項目以上を満たしていれば遺伝子診断を行う。
この病型については確定診断のためには遺伝子解析が必須である。
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Definite、Probableを対象とする。
A.症状
1.主症状
周産期異常を伴わない知的障害があり、多くは運動発達の遅れ、てんかんを伴い時に家族性に見られる。
2.他に頻度の高い症状として以下の症状がある。
①新生児期、乳児期早期発症の難治性てんかん
②顔貌異常:両眼解離、幅の広い鼻梁、長い眼裂・テント状の口、口唇・口蓋裂、耳介の形態異常
③手指、足趾の異常:末節骨の短縮、爪の欠損・低形成1
④その他の奇形:肛門・直腸の異常、無ガングリオン性巨大結腸、水腎症、心奇形など
⑤難聴、眼・視力の異常
⑥皮膚の異常:魚鱗癬など
⑦筋緊張低下、関節拘縮、四肢の短縮
⑧高アルカリホスファターゼ(ALP)血症
B.検査所見
1.多くは末梢血顆粒球のフローサイトメーター解析によりCD16の発現低下を示す。
2.以下の検査所見が見られることがある。
①高アルカリホスファターゼ(ALP)血症(年齢別正常値の上限を超える。)
②手指・足趾のX線写真で末節骨欠損
③聴性脳幹反応(ABR)の異常
④脳MRIの拡散強調画像(DWI)にて基底核に高信号、進行性の小脳萎縮、髄鞘化の遅延
C.遺伝学的検査
GPIアンカー型タンパク質の生合成及び発現・修飾・輸送に関与する遺伝子(PIGA、PIGY、PIGQ、PIGH、
PIGC、PIGP、PIGL、PIGW、PIGM、PIGX、PIGV、PIGN、PIGB、PIGO、PIGF、PIGG、PIGZ、PIGK、PIGT、
PIGS、GPAA1、PIGU、PGAP1、PGAP2、PGAP3、PGAP5、PGAP6 等のいずれかに変異を認める。)
D.鑑別診断
先天性GPI欠損症が原因でない大田原症候群、ウエスト症候群、ヒルシュスプルング病
<診断のカテゴリー>
Definite:
(1)Aの1+Bの1+Cを満たすもの
(2)Bの1を満たさないが、Aの1+Aの2のうち1項目以上+Cを満たすもの*
Probable:Aの1+Bの1を満たすもの
*備考:病型によっては(PGAP1、PGAP3、PIGG 欠損症など)Bの1を満たさないものがあるので、
Aの1に加え、Aの2のうち1項目以上を満たしていれば遺伝子診断を行う。
この病型については確定診断のためには遺伝子解析が必須である。
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