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資料1-2-17診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (39 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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<診断基準>
Definite、Probable を対象とする。
セピアプテリン還元酵素(SR)欠損症の診断基準
A.症状
1.認知機能発達遅滞が認められる。
2.日内変動を伴う運動障害や早期からの眼球回転発作が認められる。
3.初期に低緊張を伴うジストニア、パーキンソン様の振戦が認められる。
4.乳児期には躯幹の筋緊張低下を示し、乳児期後半から幼児期には舞踏運動や球麻痺症状を認めることも
ある。
5.睡眠により一部の運動障害の改善が見られ、眼球回転発作の消失を見ることもある。
B.検査所見
1.髄液ホモバニリン酸(homovanilic acid:HVA)・5 ヒドロキシ酢酸(5-hydroxy indole acetic acid:5-HIAA)値
は低値(正常下限以下、表1参照)である。
2.髄液プテリジン分析では、ビオプテリンが高値(正常上限以上、表21参照)である。
3.赤血球ではなく培養皮膚線維芽細胞で SR 活性の低下を明らかにする。
C.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
BH4 欠損症、瀬川病、若年性パーキンソン病、芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素欠損症
D.遺伝学的検査
SR 欠損症の原因遺伝子と考えられている SPR の遺伝子解析を行い、2つのアレルに病因となる変異が同
定されること。
<診断のカテゴリー>
Definite:Aのうち1項目以上+Bのうち1項目以上を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外し、Dを満たすもの
Probable:Aのうち1項目以上+Bのうち1項目以上を満たし、Cの鑑別すべき疾患を除外したもの
Possible:Aのうち1項目以上+Bのうち1項目以上

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