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(1)参考資料 (40 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20230529/zaiseia20230529.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史的転機における財政(5/29)《財務省》
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安定的な経済財政運営の必要性

資料Ⅱ-3-1



財政支出・国債発行を歯止めなく拡大していけば、金利上昇や円安等を招くおそれ。信用の「質」を維持し、国債や通貨の価値を
毀損させないことが重要であり、そのためには、信用の「量」についても適切にコントロールすることが必要。



過度に拡張的な経済財政運営により、国債価格の下落(金利の急騰)、通貨価値の下落、インフレの進行などに至れば、国民
生活・経済活動に影響するおそれ。ひとたびインフレに勢いがつけば制御することは困難であり、そうなってから財政スタンスを急に引き締
めることも非現実的。危機的状況を作り出さないためにも、適切な経済財政運営が重要。

財政支出・国債発行の歯止めのない拡大
 各国が金利を上げる中で、一国が上昇を抑制し
続ければ、「内外金利差」は拡大。
 英国では、拡張的な財政支出策の発表により、
金利上昇と通貨下落が同時に進行。

通貨価値下落

国債価格下落
金利上昇
 非居住者からは、国債の発行により高い
金利を要求されるとの指摘もあり。

 通貨価値の下落は、輸入価格の上昇を通じて、
インフレの要因となる。

信用の低下
インフレの進行

国民生活・経済活動への影響

 アメリカは「フィスカル・インフレ」との指摘あり。
 急速なインフレは制御困難となる可能性。