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(1)参考資料 (85 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20230529/zaiseia20230529.html
出典情報 財政制度等審議会 歴史的転機における財政(5/29)《財務省》
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研究力向上に向けた大学の財務戦略

資料Ⅲ-4-2

○ 日本の大学は寄付や研究受託等、多様な財源確保に取り組んでいるが、依然として海外大学と比して少ない。
○ トップレベル研究拠点に対する寄附受入や産学連携強化等を通じた民間資金の導入等を引き続き拡大し、確保した財源により
研究力向上を図る取組を推進すべき。
◆各大学の寄附額の推移

(億円)

◆大学における民間資金導入額

(億円)

400

600

大学
300
スタンフォード大

(※)

200

ハーバード大

寄附受入
(2019年)
1,224億円
1,517億円

100

2017

2018





2019

2020

2021








(出所)国立大学は法人財務諸表(現物寄附を除く)、私立大学は事業報告書を基に財務省作成
(※)京都大学の2021年度の寄附額には、小野薬品・本庶記念研究基金分(230億円)が含まれる。

(出所)五神真「新しい経営体としての東京大学」

(出所)財務諸表(現物寄附を除く)を基に財務省作成

125.4

82.5
7.2

9.0





108.7






50

49.3

6.6

0.6






100








0











(出所)(一社)大学技術移転協議会「大学技術移転サーベイ大学知的財産年報2020年度版」

◆大学等の総研究費に占める企業から
受け入れた研究費の割合

◆各大学における取組例
 東京大学は、大学債(200億円)を2020年10  京都大学は基金事業体制を順次強化し、iPS
月、100億円を2021年12月に発行。
細胞研究所では個人寄附を広く獲得しているほ
か、創立125周年に向けて寄附を拡大している。
(参考)五神総⾧(当時)の著書より
400
• これまで自由度のある資金がほとんどゼロだったなか、
小野薬品・本庶記念研究基金
⾧期的な視点で先行投資を行う財源を手にし、更
300
iPS細胞研究所
230
には市場に新しい風を吹かせ、まさに「社会変革を駆
その他京大
200
動する」ことを目的とする、いわば「攻め」の活動です。
49
• 国からの運営費交付金で行うべきもの、企業と連
54
100
52
携して行うべきもの、そして⾧期債券で補うもの―
48
38
124
24
25
89
8
70
この3つを組み合わせて、重要な事業をもれなく支
56
51
44
42
45
0
えていくためには、学内における合意が重要です。
2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021

68

ハーバード

2016






ライセンス収入(右軸)

150

331

スタンフォード






125

300

0

0

民間からの研究費収入(左軸)

400

100

200

521

500

200

(億円)

28.4%

30%
25%

国内企業から大学等

海外企業から大学等

20%
13.3%

15%
10%
5%

3.2%
0.1%

5.4%
1.7%

4.2%
0.4%

0%
日本(2018)

米国(2018)

ドイツ(2017)

中国(2018)

(出所)「我が国の国際的な科学技術・イノベーション活動の現状認識」
(科学技術・学術審議会、第11期国際戦略委員会(第1回)資料)