「新しい資本主義」の実現に向けて①

資料Ⅰ－１－６

○ 政府は、成⾧と分配の好循環による「新しい資本主義」を、日本経済を再び成⾧させるための包括的なパッケージと位置付けている。
○ 具体的な重点投資分野として、「人への投資」「科学技術・イノベーション」「スタートアップ」「ＧＸ・ＤＸ」の４分野が掲げられており、
財政面でも、成果に結びつく効果的な対応が求められる。
 「「新しい資本主義」は、日本経済を再び成⾧させるための包括的なパッケージです。従来コストとされてきた「人」や「ＧＸ」等への投資を未来
への投資と再定義し、気候変動等の社会的課題の解決を通じて、新たに市場を作ることで、成⾧と持続可能性の二兎を実現します。」
 「このため、６月の「実行計画」で掲げた「人への投資」「科学技術・イノベーションへの投資」「スタートアップへの投資」「ＧＸ・ＤＸへの投資」
の４分野に投資を集中し、社会課題を成⾧のエンジンとしてまいります。また、成⾧の果実を分配し、更なる成⾧へつなげていくべく、予算、税
制、規制改革といったあらゆる政策を総動員してまいります。」
（出所）2022年10月５日 衆議院本会議における岸田内閣総理大臣の答弁

成⾧と分配の好循環

１．労働市場･人への投資
○ 企業を通じた支援から個人への直接支援へ。
○ 安心して働きながら、主体的に学び直しに取り組める環境を整備。
２．ＧＸ
○ 省エネ推進など産業構造の転換および旺盛な海外需要の取り込み。
○ 真に競争力のある技術･製品の開発と事業化。
３．ＤＸ
○ 規制枠組み、デジタル人材不足等、制約要因を解消。
○ 先進的取組を、全体の生産性向上に繋げる規制･制度改革。
４．科学技術･イノベーション
○ 量子･ＡＩ等の国力に直結する分野の投資効果を最大化。
○ 大学等による戦略的な取組。研究の国際化を推進。

（出所）首相官邸ホームページ

５．スタートアップ（新規創業）
○ 企業が退出･再チャレンジしやすい環境の整備。
○ 「目利き」力のある民間ＶＣ等の知見活用。