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02 令和4年度診療報酬改定の概要 (全体版) (299 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000196352_00008.html
出典情報 厚生労働省 保険局 (3/4)《厚生労働省》
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令和4年度診療報酬改定

Ⅲ-1

患者にとって安心・安全に医療を受けられるための体制の評価や医薬品の安定供給の確保等-⑤

医療技術評価分科会の評価を踏まえた対応
新規技術の保険導入
 脂肪性肝疾患の患者であって慢性肝炎又は肝硬変の疑いがある患者に対し、
適切な診断と治療を行う観点から、超音波減衰法による肝脂肪化定量に係る
評価を新設する。

(新)

超音波減衰法検査

200点

[技術の概要]


肝脂肪化診断の標準法は肝生検とされているが、超音波減衰法検査は肝脂肪量が多い程肝
組織内での超音波減衰が大きくなることを用いて、肝脂肪量を非侵襲的に評価することがで
きる。

出典:日本肝臓学会提案書より引用

[算定要件]


脂肪性肝疾患の患者であって慢性肝炎又は肝硬変の疑いがある者に対し、肝臓の脂肪量を評価した場合に、3月に1回に限り算定
する。

新規技術の保険導入
 結晶性関節炎の疑いがある患者に対して、適切な診断と治療を行う観点から、
偏光顕微鏡を用いた関節液の検査に係る評価を新設する。

(新)

関節液検査

尿酸
ナトリウム結晶

ピロリン酸
カルシウム結晶

50点

[算定要件]
(1) 関節水腫を有する患者であって、結晶性関節炎が疑われる者に対して実施
した場合、一連につき1回に限り算定する。
(2) 当該検査と区分番号「D017」排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡
検査を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
299

出典:日本リウマチ学会提案書より引用