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資料1-4 アセトアミノフェンの添付文書 (31 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34324.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 医薬品等安全対策部会 安全対策調査会(令和5年度第4回 7/25)《厚生労働省》 |
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210.0
表
天
(μg/mL)
【薬効薬理】
2.5
血漿中アセトアミノフェン濃度
カロナール坐剤200
1個
標準製剤(坐剤200mg
2
1個)
(Mean±S.D.,n=18)
1.5
1
0.5
0
0
1
2
3
4
5
6
8(hr)
7
投与後の時間
血漿中濃度並びにAUC,Cmax等のパラメータは,被験者の選択,体液の採取
回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
(3)カロナール坐剤400
健康成人男子21名にカロナール坐剤400(アセトアミノフェ
ンとして400mg)と標準製剤(坐剤アセトアミノフェンとして
400mg)をクロスオーバー法にて直腸内に単回投与したとこ
ろ,得られた血漿中アセトアミノフェン濃度推移は以下の
とおりであり,得られた薬物動態パラメータ(AUC,Cmax)に
ついて90%信頼区間法にて統計解析を行った結果,log(0.8)
~log(1.25)の範囲内であり,両製剤の生物学的同等性が確
認された。
判定パラメータ
参考パラメータ
AUC0-24
Cmax
(μg・hr/mL) (μg/mL)
Tmax
(hr)
t1/2
(hr)
カロナール坐剤400
(坐剤400mg,1個)
25.32±5.24
3.93±0.82
2.4±1.1
4.30±0.59
標準製剤
(坐剤200mg,2個)
24.94±5.85
4.05±1.15
2.1±0.7
4.28±0.70
(Mean±S.D., n=21)
血漿中アセトアミノフェン濃度
297.0
6
カロナール坐剤400
1個
標準製剤(坐剤200mg
2個)
(Mean±S.D.,n=21)
4
一般名:アセトアミノフェン(Acetaminophen)
化学名:N-(4-Hydroxyphenyl)acetamide
分子式:C8H9NO2
分子量:151.16
構造式:
OH
O
H 3C
融
性
N
H
点:169〜172℃
状:白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノー
ル又はエタノール(95)に溶けやすく,水にやや
溶けにくく,ジエチルエーテルに極めて溶けに
くい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
【取扱い上の注意】
※【包装】
3
2
1
0
【有効成分に関する理化学的知見】
〈安定性試験〉7)
加速試験(30℃,相対湿度75%,6ヵ月)の結果,カロナー
ル坐剤100,カロナール坐剤200及びカロナール坐剤400は
冷所保存において3年間安定であることが推察された。
(μg/mL)
5
(1) 大腸菌濾液を静注して2峰性の発熱曲線を得た家兎に,第1峰
経過後,アセトアミノフェン及びフェナセチンを経口投与す
ると,第2峰の発熱を抑制し,アセトアミノフェンはフェナ
セチンに劣らなかった。又チフス菌ワクチンでもその効果
に,差異を認めなかった4)。
(2) 醸造用イースト懸濁液の皮下注で発熱したラットに,アセト
アミノフェン含有坐剤6種を投与した時,いずれも顕著に直
腸体温を下げた5)。
(3) シクロオキシゲナーゼ阻害作用は殆どなく,視床下部の体温
調節中枢に作用して皮膚血管を拡張させて体温を下げる。鎮
痛作用は視床と大脳皮質の痛覚閾値をたかめることによると
推定される6)。
0
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24(hr)
坐剤100: 50個(5個×10)(プラスチックコンテナ)
200個(5個×40)(プラスチックコンテナ)
坐剤200: 50個(5個×10)(プラスチックコンテナ)
200個(5個×40)(プラスチックコンテナ)
坐剤400: 50個(5個×10)(プラスチックコンテナ)
投与後の時間
血漿中濃度並びにAUC,Cmax等のパラメータは,被験者の選択,体液の採取
回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
【臨床成績】3)
来院時38.4℃以上の高熱を主訴とした10ヵ月~8歳迄の幼小児31
例に,カロナール坐剤を,6~9mg/kg/回の投与群と10~14mg/
kg/回投与群の2群に分けて投与した。解熱効果は有効21例
(67.8%),やや有効5例(16.1%),無効5例(16.1%)で有効とやや
有効を合わせると83.9%であった。また解熱の経時経過は全平
均で,投与前39.18℃が投与後1時間で38.04℃,2時間後37.63℃,
3時間後37.30℃と下降し,4時間後に37.56℃とやや上昇傾向を示
していた。なお,全例に副作用はみられなかった。
本報告では,6~9mg/kg/回投与群12例では有効8例(66.7%),10
~14mg/kg/回投与群19例では有効13例(67.8%)で,2群の間に有
意な差を認めなかったことから,症例,年齢,体重などを勘案
すれば10mg/kg/回前後の投与が適量であるとしている。
【主要文献】
1) 門間和夫ほか:小児科の進歩2(診断と治療社),95~101(1983)
2) あゆみ製薬(株)社内資料 生物学的同等性試験
3) 塙 賢二:基礎と臨床 21(13),251〜256(1987)
4) 藤村 一ほか:薬学研究 29(3),49〜58(1957)
:J.Pharm.Sci. 68(9),1105〜1107(1979)
5) Albert,L.et al.
6) 第十七改正日本薬局方解説書(廣川書店):C-126〜130(2016)
7) あゆみ製薬(株)社内資料 安定性試験
※【文献請求先・製品情報お問い合わせ先】
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求
下さい。
あゆみ製薬株式会社
〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目12番15号
TEL:0120-137-413
<受付時間> 9:00~17:30(土・日・祝日・当社休日を除く)
製造販売元
0707D-22TA
品
名 カロナール坐剤(折済)あゆみ
MC
2022.12.20 C
校
初校
作業者印
岩城
0436-1510-40
仮コード
本コード
制作日
AC
色
スミ
アカ A
トラップ
(
)
角度
調
s4ws2
APP.TB
表
天
(μg/mL)
【薬効薬理】
2.5
血漿中アセトアミノフェン濃度
カロナール坐剤200
1個
標準製剤(坐剤200mg
2
1個)
(Mean±S.D.,n=18)
1.5
1
0.5
0
0
1
2
3
4
5
6
8(hr)
7
投与後の時間
血漿中濃度並びにAUC,Cmax等のパラメータは,被験者の選択,体液の採取
回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
(3)カロナール坐剤400
健康成人男子21名にカロナール坐剤400(アセトアミノフェ
ンとして400mg)と標準製剤(坐剤アセトアミノフェンとして
400mg)をクロスオーバー法にて直腸内に単回投与したとこ
ろ,得られた血漿中アセトアミノフェン濃度推移は以下の
とおりであり,得られた薬物動態パラメータ(AUC,Cmax)に
ついて90%信頼区間法にて統計解析を行った結果,log(0.8)
~log(1.25)の範囲内であり,両製剤の生物学的同等性が確
認された。
判定パラメータ
参考パラメータ
AUC0-24
Cmax
(μg・hr/mL) (μg/mL)
Tmax
(hr)
t1/2
(hr)
カロナール坐剤400
(坐剤400mg,1個)
25.32±5.24
3.93±0.82
2.4±1.1
4.30±0.59
標準製剤
(坐剤200mg,2個)
24.94±5.85
4.05±1.15
2.1±0.7
4.28±0.70
(Mean±S.D., n=21)
血漿中アセトアミノフェン濃度
297.0
6
カロナール坐剤400
1個
標準製剤(坐剤200mg
2個)
(Mean±S.D.,n=21)
4
一般名:アセトアミノフェン(Acetaminophen)
化学名:N-(4-Hydroxyphenyl)acetamide
分子式:C8H9NO2
分子量:151.16
構造式:
OH
O
H 3C
融
性
N
H
点:169〜172℃
状:白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノー
ル又はエタノール(95)に溶けやすく,水にやや
溶けにくく,ジエチルエーテルに極めて溶けに
くい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
【取扱い上の注意】
※【包装】
3
2
1
0
【有効成分に関する理化学的知見】
〈安定性試験〉7)
加速試験(30℃,相対湿度75%,6ヵ月)の結果,カロナー
ル坐剤100,カロナール坐剤200及びカロナール坐剤400は
冷所保存において3年間安定であることが推察された。
(μg/mL)
5
(1) 大腸菌濾液を静注して2峰性の発熱曲線を得た家兎に,第1峰
経過後,アセトアミノフェン及びフェナセチンを経口投与す
ると,第2峰の発熱を抑制し,アセトアミノフェンはフェナ
セチンに劣らなかった。又チフス菌ワクチンでもその効果
に,差異を認めなかった4)。
(2) 醸造用イースト懸濁液の皮下注で発熱したラットに,アセト
アミノフェン含有坐剤6種を投与した時,いずれも顕著に直
腸体温を下げた5)。
(3) シクロオキシゲナーゼ阻害作用は殆どなく,視床下部の体温
調節中枢に作用して皮膚血管を拡張させて体温を下げる。鎮
痛作用は視床と大脳皮質の痛覚閾値をたかめることによると
推定される6)。
0
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24(hr)
坐剤100: 50個(5個×10)(プラスチックコンテナ)
200個(5個×40)(プラスチックコンテナ)
坐剤200: 50個(5個×10)(プラスチックコンテナ)
200個(5個×40)(プラスチックコンテナ)
坐剤400: 50個(5個×10)(プラスチックコンテナ)
投与後の時間
血漿中濃度並びにAUC,Cmax等のパラメータは,被験者の選択,体液の採取
回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
【臨床成績】3)
来院時38.4℃以上の高熱を主訴とした10ヵ月~8歳迄の幼小児31
例に,カロナール坐剤を,6~9mg/kg/回の投与群と10~14mg/
kg/回投与群の2群に分けて投与した。解熱効果は有効21例
(67.8%),やや有効5例(16.1%),無効5例(16.1%)で有効とやや
有効を合わせると83.9%であった。また解熱の経時経過は全平
均で,投与前39.18℃が投与後1時間で38.04℃,2時間後37.63℃,
3時間後37.30℃と下降し,4時間後に37.56℃とやや上昇傾向を示
していた。なお,全例に副作用はみられなかった。
本報告では,6~9mg/kg/回投与群12例では有効8例(66.7%),10
~14mg/kg/回投与群19例では有効13例(67.8%)で,2群の間に有
意な差を認めなかったことから,症例,年齢,体重などを勘案
すれば10mg/kg/回前後の投与が適量であるとしている。
【主要文献】
1) 門間和夫ほか:小児科の進歩2(診断と治療社),95~101(1983)
2) あゆみ製薬(株)社内資料 生物学的同等性試験
3) 塙 賢二:基礎と臨床 21(13),251〜256(1987)
4) 藤村 一ほか:薬学研究 29(3),49〜58(1957)
:J.Pharm.Sci. 68(9),1105〜1107(1979)
5) Albert,L.et al.
6) 第十七改正日本薬局方解説書(廣川書店):C-126〜130(2016)
7) あゆみ製薬(株)社内資料 安定性試験
※【文献請求先・製品情報お問い合わせ先】
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求
下さい。
あゆみ製薬株式会社
〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目12番15号
TEL:0120-137-413
<受付時間> 9:00~17:30(土・日・祝日・当社休日を除く)
製造販売元
0707D-22TA
品
名 カロナール坐剤(折済)あゆみ
MC
2022.12.20 C
校
初校
作業者印
岩城
0436-1510-40
仮コード
本コード
制作日
AC
色
スミ
アカ A
トラップ
(
)
角度
調
s4ws2
APP.TB