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資料1-4   アセトアミノフェンの添付文書 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34324.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 医薬品等安全対策部会 安全対策調査会(令和5年度第4回 7/25)《厚生労働省》
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*2023年 2 月改訂(第 1 版、効能変更)

日本標準商品分類番号
871141

貯法:‌室温保存
有効期間:‌3年
承認番号
販売開始

解熱鎮痛剤

細粒20%
21500AMZ00454000
1984年 7 月

細粒50%
21500AMZ00271000
2003年 7 月

アセトアミノフェン細粒

CALONALⓇ Fine Gran. 20%・50%

規制区分:‌細粒20% 劇薬(分包品を除く)
細粒50% 劇薬(0.6g分包品を除く)

〈急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)〉
通常、成人にはアセトアミノフェンとして、1回300~500mgを頓
用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。ただし、原則と
して1日2回までとし、1日最大1500mgを限度とする。また、空腹
時の投与は避けさせることが望ましい。
〈小児科領域における解熱・鎮痛〉
通常、乳児、幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして、体重
1kgあたり1回10~15mgを経口投与し、投与間隔は4~6時間以上
とする。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量とし
て60mg/kgを限度とする。ただし、成人の用量を超えない。また、
空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

1. 警告

1.1 本剤により重篤な肝障害が発現するおそれがあることに
注意し、1日総量1500mgを超す高用量で長期投与する場合
には、定期的に肝機能等を確認するなど慎重に投与するこ
と。[8.2、11.1.4 参照]
1.2 本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬
品を含む)との併用により、アセトアミノフェンの過量投
与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから、
これらの薬剤との併用を避けること。[7.4、8.6、13.2 参
照]

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

7. 用法及び用量に関連する注意

2.1 消化性潰瘍のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
2.2 重篤な血液の異常のある患者[重篤な転帰をとるおそれ
がある。][9.1.4、11.1.5 参照]
2.3 重篤な肝障害のある患者[9.3.1、11.1.4 参照]
2.4 重篤な腎障害のある患者[9.2.1、11.1.7 参照]
2.5 重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損な
われ、心不全が増悪するおそれがある。][9.1.6 参照]
2.6 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者[11.1.1 参
照]
2.7 アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息
発作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息
の発症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与している
と考えられる。][9.1.7 参照]

7.1 乳 児 、 幼 児 及 び 小 児 の 1 回 投 与 量 の 目 安 は 下 記 の と お り 。
[9.7.1 参照]
体重
5kg
10kg
20kg
30kg

3.1 組成

添加剤

1回用量
細粒20%
0.25-0.375g
0.5-0.75g
1.0-1.5g
1.5-2.25g

細粒50%
0.1-0.15g
0.2-0.3g
0.4-0.6g
0.6-0.9g

7.2「小児科領域における解熱・鎮痛」の効能又は効果に対する1回
あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして500mg、1日あた
りの最大用量はアセトアミノフェンとして1500mgである。
7.3 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。
7.4 本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含
む)との併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤
な肝障害が発現するおそれがあることから、特に総合感冒剤や解
熱鎮痛剤等の配合剤を併用する場合は、アセトアミノフェンが含
まれていないか確認し、含まれている場合は併用を避けること。
[1.2、8.6 参照]

3. 組成・性状
販売名
有効成分
1g中

アセトアミノフェン
50-75mg
100-150mg
200-300mg
300-450mg

カロナール細粒20%
カロナール細粒50%
(日局)アセトアミノフェン
200mg
500mg
ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、サッ
カリンナトリウム水和物、黄色5号、香料

8. 重要な基本的注意

3.2 製剤の性状
販売名

カロナール細粒20%
カロナール細粒50%
本剤は淡橙色の細粒で、わずかにオレンジようのに
性状
おいがあり、味は甘く、のち苦い。
0.5g SD116
0.6g SD121
識別コード
(分包)
1.0g SD117
1.0g SD122
*4. 効能又は効果
○‌各種疾患及び症状における鎮痛
○‌下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)
○‌小児科領域における解熱・鎮痛
*6. 用法及び用量
〈各種疾患及び症状における鎮痛〉
通常、成人にはアセトアミノフェンとして、1回300~1000mgを
経口投与し、投与間隔は4~6時間以上とする。なお、年齢、症状
により適宜増減するが、1日総量として4000mgを限度とする。ま
た、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。
-1-

*8.1 解熱鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であること
から原因療法があればこれを行うこと。
8.2 重篤な肝障害が発現するおそれがあるので、1日総量1500mgを
超す高用量で長期投与する場合には定期的に肝機能検査を行い、
患者の状態を十分に観察すること。高用量でなくとも長期投与す
る場合にあっては定期的に肝機能検査を行うことが望ましい。ま
た、高用量で投与する場合などは特に患者の状態を十分に観察す
ること。[1.1、11.1.4 参照]
*8.3 急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
・‌発熱、疼痛の程度を考慮し投与すること。
・‌原則として同一の薬剤の長期投与を避けること。
*8.4 慢性疾患に対し本剤を用いる場合には、薬物療法以外の療法も
考慮すること。
8.5 過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがあるの
で、特に高熱を伴う高齢者及び小児等又は消耗性疾患の患者にお
いては、投与後の患者の状態に十分注意すること。
8.6 アセトアミノフェンを含む他の薬剤と併用しないよう患者に指
導すること。[1.2、7.4 参照]