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資料1-4 アセトアミノフェンの添付文書 (37 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34324.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 医薬品等安全対策部会 安全対策調査会(令和5年度第4回 7/25)《厚生労働省》 |
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行うことが望ましい。また、高用量で投与する場合などは
特に患者の状態を十分に観察すること。
[1.1、11.1.9参照]
8.7 鎮痛剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であ
ることに留意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある
患者、あるいは痙攣発作の危険因子(頭部外傷、代謝異常、
アルコール又は薬物の離脱症状、中枢性感染症等)を有す
る患者(治療により十分な管理がされていないてんかん患
者を除く)
本剤投与中は観察を十分に行うこと。痙攣発作を誘発す
ることがある。[2.5参照]
9.1.2 呼吸抑制状態にある患者
呼吸抑制を増強するおそれがある。
9.1.3 脳に器質的障害のある患者
呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を来すおそれがある。
9.1.4 薬物の乱用又は薬物依存傾向のある患者
厳重な医師の管理下に、短期間に限って投与すること。
依存性を生じやすい。
9.1.5 オピオイド鎮痛剤に対し過敏症の既往歴のある患者
(本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者を除く)
[2.12参照]
9.1.6 ショック状態にある患者
循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。
9.1.7 消化性潰瘍の既往歴のある患者
消化性潰瘍の再発を促進するおそれがある。
9.1.8 血液の異常又はその既往歴のある患者(重篤な血液の
異常のある患者を除く)
血液障害を起こすおそれがある。[2.7参照]
9.1.9 出血傾向のある患者
血小板機能異常が起こることがある。
9.1.10 心機能異常のある患者(重篤な心機能不全のある患
者を除く)
症状が悪化するおそれがある。[2.10参照]
9.1.11 気管支喘息のある患者
症状が悪化するおそれがある。[2.11参照]
9.1.12 アルコール多量常飲者
肝障害があらわれやすくなる。[10.2参照]
9.1.13 絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン
欠乏、脱水症状のある患者
肝障害があらわれやすくなる。
9.1.14 18歳未満の肥満、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は重
篤な肺疾患を有する患者
投与しないこと。重篤な呼吸抑制のリスクが増加するお
それがある。
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 重篤な腎障害のある患者
投与しないこと。重篤な転帰をとるおそれがある。
[2.9参照]
9.2.2 腎障害のある患者あるいはその既往歴のある患者(重
篤な腎障害のある患者を除く)
腎機能が悪化するおそれがある。また、高い血中濃度が持
続し、
作用及び副作用が増強するおそれがある。
[16.6.2参照]
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重篤な肝障害のある患者
投与しないこと。重篤な転帰をとるおそれがある。
[2.8参照]
9.3.2 肝障害のある患者あるいはその既往歴のある患者(重
篤な肝障害のある患者を除く)
肝機能が悪化するおそれがある。また、高い血中濃度が持
続し、
作用及び副作用が増強するおそれがある。
[16.6.1参照]
9.5 妊婦
9.5.1 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療
上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投
与すること。
トラマドールは胎盤関門を通過し、新生児に痙攣発作、身
体的依存及び退薬症候、並びに胎児死亡及び死産が報告さ
れている。また、動物実験で、トラマドールは器官形成、骨
化及び出生児の生存に影響を及ぼすことが報告されている。
9.5.2 妊娠後期の女性へのアセトアミノフェンの投与によ
り胎児に動脈管収縮を起こすことがある。
9.5.3 アセトアミノフェンは妊娠後期のラットで胎児に軽
度の動脈管収縮を起こすことが報告されている。
-2-
9.6 授乳婦
授乳を避けさせること。トラマドールは、乳汁中へ移行
することが報告されている。
9.7 小児等
9.7.1 12歳未満の小児
投与しないこと。海外において、12歳未満の小児で死亡
を含む重篤な呼吸抑制のリスクが高いとの報告がある。
[2.1参照]
9.7.2 12歳以上の小児
12歳以上の小児に対する有効性及び安全性を指標とした
臨床試験は実施していない。
9.7.3 肥満、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は重篤な肺疾患
を有する小児
投与しないこと。重篤な呼吸抑制のリスクが増加するお
それがある。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。生理機
能が低下していることが多く、代謝・排泄が遅延し副作
用があらわれやすい。
10. 相互作用
トラマドールは、主にCYP2D6及びCYP3A4によって代
謝される。
10.1 併用禁忌
(併用しないこと)
薬剤名等
* MAO阻害剤
セレギリン塩酸
塩
(エフピー)
ラサギリンメシ
ル酸塩
(アジレクト)
サフィナミドメ
シル酸塩
(エクフィナ)
[2.3参照]
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
外国において、セ 相加的に作用が増
ロトニン症候群(錯 強され、また、中
乱、激越、発熱、 枢神経のセロトニ
発汗、運動失調、 ンが蓄積すると考
反射異常亢進、ミ えられる。
オクローヌス、下
痢等)を含む中枢
神経系(攻撃的行
動、固縮、痙攣、
昏 睡 、 頭 痛 )、 呼
吸器系(呼吸抑
制)及び心血管
系(低血圧、高血
圧)の重篤な副作
用が報告されてい
る。MAO阻害剤を
投与中の患者又は
投与中止後14日以
内の患者には投与
しないこと。また、
本剤投与中止後に
MAO阻害剤の投与
を開始する場合に
は、2~3日間の間
隔を空けることが
望ましい。
* ナルメフェン塩酸塩 離脱症状を起こす μオピオイド受容
セリンクロ
[2.4参照]
おそれがある。ま 体への競合的阻害
た、鎮痛作用が減 による。
弱するおそれがあ
る。
ナルメフェン塩酸
塩を投与中の患者
又は投与中止後1週
間以内の患者には
投与しないこと。
10.2 併用注意
(併用に注意すること)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
オピオイド鎮痛剤 痙攣閾値の低下や 中枢神経抑制作用
中枢神経抑制剤
呼吸抑制の増強を が相加的に増強さ
フ ェ ノ チ ア ジ ン 来すおそれがある。 れると考えられる。
系薬剤
催眠鎮静剤等
特に患者の状態を十分に観察すること。
[1.1、11.1.9参照]
8.7 鎮痛剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であ
ることに留意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある
患者、あるいは痙攣発作の危険因子(頭部外傷、代謝異常、
アルコール又は薬物の離脱症状、中枢性感染症等)を有す
る患者(治療により十分な管理がされていないてんかん患
者を除く)
本剤投与中は観察を十分に行うこと。痙攣発作を誘発す
ることがある。[2.5参照]
9.1.2 呼吸抑制状態にある患者
呼吸抑制を増強するおそれがある。
9.1.3 脳に器質的障害のある患者
呼吸抑制や頭蓋内圧の上昇を来すおそれがある。
9.1.4 薬物の乱用又は薬物依存傾向のある患者
厳重な医師の管理下に、短期間に限って投与すること。
依存性を生じやすい。
9.1.5 オピオイド鎮痛剤に対し過敏症の既往歴のある患者
(本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者を除く)
[2.12参照]
9.1.6 ショック状態にある患者
循環不全や呼吸抑制を増強するおそれがある。
9.1.7 消化性潰瘍の既往歴のある患者
消化性潰瘍の再発を促進するおそれがある。
9.1.8 血液の異常又はその既往歴のある患者(重篤な血液の
異常のある患者を除く)
血液障害を起こすおそれがある。[2.7参照]
9.1.9 出血傾向のある患者
血小板機能異常が起こることがある。
9.1.10 心機能異常のある患者(重篤な心機能不全のある患
者を除く)
症状が悪化するおそれがある。[2.10参照]
9.1.11 気管支喘息のある患者
症状が悪化するおそれがある。[2.11参照]
9.1.12 アルコール多量常飲者
肝障害があらわれやすくなる。[10.2参照]
9.1.13 絶食・低栄養状態・摂食障害等によるグルタチオン
欠乏、脱水症状のある患者
肝障害があらわれやすくなる。
9.1.14 18歳未満の肥満、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は重
篤な肺疾患を有する患者
投与しないこと。重篤な呼吸抑制のリスクが増加するお
それがある。
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 重篤な腎障害のある患者
投与しないこと。重篤な転帰をとるおそれがある。
[2.9参照]
9.2.2 腎障害のある患者あるいはその既往歴のある患者(重
篤な腎障害のある患者を除く)
腎機能が悪化するおそれがある。また、高い血中濃度が持
続し、
作用及び副作用が増強するおそれがある。
[16.6.2参照]
9.3 肝機能障害患者
9.3.1 重篤な肝障害のある患者
投与しないこと。重篤な転帰をとるおそれがある。
[2.8参照]
9.3.2 肝障害のある患者あるいはその既往歴のある患者(重
篤な肝障害のある患者を除く)
肝機能が悪化するおそれがある。また、高い血中濃度が持
続し、
作用及び副作用が増強するおそれがある。
[16.6.1参照]
9.5 妊婦
9.5.1 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療
上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投
与すること。
トラマドールは胎盤関門を通過し、新生児に痙攣発作、身
体的依存及び退薬症候、並びに胎児死亡及び死産が報告さ
れている。また、動物実験で、トラマドールは器官形成、骨
化及び出生児の生存に影響を及ぼすことが報告されている。
9.5.2 妊娠後期の女性へのアセトアミノフェンの投与によ
り胎児に動脈管収縮を起こすことがある。
9.5.3 アセトアミノフェンは妊娠後期のラットで胎児に軽
度の動脈管収縮を起こすことが報告されている。
-2-
9.6 授乳婦
授乳を避けさせること。トラマドールは、乳汁中へ移行
することが報告されている。
9.7 小児等
9.7.1 12歳未満の小児
投与しないこと。海外において、12歳未満の小児で死亡
を含む重篤な呼吸抑制のリスクが高いとの報告がある。
[2.1参照]
9.7.2 12歳以上の小児
12歳以上の小児に対する有効性及び安全性を指標とした
臨床試験は実施していない。
9.7.3 肥満、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は重篤な肺疾患
を有する小児
投与しないこと。重篤な呼吸抑制のリスクが増加するお
それがある。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。生理機
能が低下していることが多く、代謝・排泄が遅延し副作
用があらわれやすい。
10. 相互作用
トラマドールは、主にCYP2D6及びCYP3A4によって代
謝される。
10.1 併用禁忌
(併用しないこと)
薬剤名等
* MAO阻害剤
セレギリン塩酸
塩
(エフピー)
ラサギリンメシ
ル酸塩
(アジレクト)
サフィナミドメ
シル酸塩
(エクフィナ)
[2.3参照]
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
外国において、セ 相加的に作用が増
ロトニン症候群(錯 強され、また、中
乱、激越、発熱、 枢神経のセロトニ
発汗、運動失調、 ンが蓄積すると考
反射異常亢進、ミ えられる。
オクローヌス、下
痢等)を含む中枢
神経系(攻撃的行
動、固縮、痙攣、
昏 睡 、 頭 痛 )、 呼
吸器系(呼吸抑
制)及び心血管
系(低血圧、高血
圧)の重篤な副作
用が報告されてい
る。MAO阻害剤を
投与中の患者又は
投与中止後14日以
内の患者には投与
しないこと。また、
本剤投与中止後に
MAO阻害剤の投与
を開始する場合に
は、2~3日間の間
隔を空けることが
望ましい。
* ナルメフェン塩酸塩 離脱症状を起こす μオピオイド受容
セリンクロ
[2.4参照]
おそれがある。ま 体への競合的阻害
た、鎮痛作用が減 による。
弱するおそれがあ
る。
ナルメフェン塩酸
塩を投与中の患者
又は投与中止後1週
間以内の患者には
投与しないこと。
10.2 併用注意
(併用に注意すること)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
オピオイド鎮痛剤 痙攣閾値の低下や 中枢神経抑制作用
中枢神経抑制剤
呼吸抑制の増強を が相加的に増強さ
フ ェ ノ チ ア ジ ン 来すおそれがある。 れると考えられる。
系薬剤
催眠鎮静剤等