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資料1-4   アセトアミノフェンの添付文書 (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34324.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 医薬品等安全対策部会 安全対策調査会(令和5年度第4回 7/25)《厚生労働省》
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*2023年1月改訂(第2版)
2022年9月改訂(第1版)

法:室温保存
有効期間:24箇月

日本標準商品分類番号
871141

解熱鎮痛剤

承認番号
販売開始

劇薬、処方箋医薬品注)
アセトアミノフェン静注液

22800AMX00674
2017年2月

注)注意-医師等の処方箋により使用すること

体重1kgあたり1回15mgを上限として静脈内投与し、投与間隔は
4~6時間以上とする。1日総量として60mg/kgを限度とする。
〈成人における発熱〉
通常、成人にはアセトアミノフェンとして、1回300~500mgを
15分かけて静脈内投与し、投与間隔は4~6時間以上とする。な
お、年齢、症状により適宜増減するが、原則として1日2回まで
とし、1日最大1500mgを限度とする。
〈2歳以上の幼児及び小児における疼痛及び発熱〉
通常、2歳以上の幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして、
体重1kgあたり1回10~15mgを15分かけて静脈内投与し、投与
間隔は4~6時間以上とする。なお、年齢、症状により適宜増減
するが、1日総量として60mg/kgを限度とする。ただし、成人の
用量を超えない。
〈乳児及び2歳未満の幼児における疼痛及び発熱〉
通常、乳児及び2歳未満の幼児にはアセトアミノフェンとして、
体重1kgあたり1回7.5mgを15分かけて静脈内投与し、投与間隔
は4~6時間以上とする。なお、年齢、症状により適宜増減する
が、1日総量として30mg/kgを限度とする。

1. 警告

1.1 本剤により重篤な肝障害が発現するおそれがあることに注
意し、1日総量1500mgを超す高用量で長期投与する場合に
は、定期的に肝機能等を確認するなど慎重に投与すること。
[8.7、11.1.4参照]
1.2 本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品
を含む)との併用により、アセトアミノフェンの過量投与に
よる重篤な肝障害が発現するおそれがあることから、これら
の薬剤との併用を避けること。
[7.5、8.5、13.2参照]

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

2.1 重篤な肝障害のある患者[9.3.1参照]
2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.3 消化性潰瘍のある患者[症状が悪化するおそれがある。

2.4 重篤な血液の異常のある患者[重篤な転帰をとるおそれが
ある。

[9.1.4参照]
2.5 重篤な腎障害のある患者[9.2.1参照]
2.6 重篤な心機能不全のある患者[循環系のバランスが損なわ
れ、心不全が増悪するおそれがある。

[9.1.6参照]
2.7 アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤による喘息発
作の誘発)又はその既往歴のある患者[アスピリン喘息の発
症にプロスタグランジン合成阻害作用が関与していると考え
られる。

[9.1.7参照]

7. 用法及び用量に関連する注意

7.1 本剤の投与に際しては、投与速度を厳守すること(本剤の有効
性及び安全性は本剤を15分かけて静脈内投与した臨床試験にお
いて確認されている)

7.2 乳児、幼児及び小児の1回投与量の目安は下記のとおりである。
[9.7.1参照]
体重

3. 組成・性状
3.1 製剤の組成

1袋100mL中
有効成分 日局 アセトアミノフェン

添加剤

D-マンニトール(等張化剤)
L-システイン塩酸塩水和物(抗酸化剤)
リン酸水素ナトリウム水和物(緩衝剤)
水酸化ナトリウム(pH調節剤)
希塩酸(pH調節剤)

1000mg
3850mg
25mg
26mg
適量
適量

無色~微黄色澄明の液

pH

5.0~6.0

浸透圧比

約1(生理食塩液に対する比)

3.75mL

10kg

7.5~15mL

20kg

20~30mL

30kg

30~45mL

7.3 乳児、幼児及び小児に対する1回あたりの最大用量はアセトア
ミノフェンとして500mg、1日あたりの最大用量はアセトアミノ
フェンとして1500mgである。
[9.7.1参照]
7.4 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。
7.5 本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含
む)との併用により、アセトアミノフェンの過量投与による重篤
な肝障害が発現するおそれがあることから、特に総合感冒剤や解
熱鎮痛剤等の配合剤を併用する場合は、アセトアミノフェンが含
まれていないか確認し、含まれている場合は併用を避けること。
[1.2、8.5参照]

3.2 製剤の性状
性状

1回投与量の目安

5kg

4. 効能又は効果

経口製剤及び坐剤の投与が困難な場合における疼痛及び発熱

8. 重要な基本的注意

5. 効能又は効果に関連する注意

経口製剤及び坐剤の投与が困難で、静注剤による緊急の治療が必
要である場合等、静注剤の投与が臨床的に妥当である場合に本剤
の使用を考慮すること。経口製剤又は坐剤の投与が可能になれば
速やかに投与を中止し、経口製剤又は坐剤の投与に切り替えるこ
と。

6. 用法及び用量

下記のとおり本剤を15分かけて静脈内投与すること。
〈成人における疼痛〉
通常、成人にはアセトアミノフェンとして、1回300~1000mg
を15分かけて静脈内投与し、投与間隔は4~6時間以上とする。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日総量として
4000mgを限度とする。
ただし、体重50kg未満の成人にはアセトアミノフェンとして、
- 1 -

8.1 本剤の投与速度及び投与量により、循環動態に影響を及ぼすこ
とが明らかに予想される患者には投与しないこと。
8.2 本剤の使用は、発熱、痛みの程度を考慮し、最小限の投与量及
び期間にとどめること。
8.3 解熱鎮痛剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であるこ
とに留意すること。原因療法があればこれを行うこと。
8.4 本剤の投与直後には経口製剤及び坐剤に比べて血中濃度が高く
なることから、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等の発現に特に
留意すること。特に高熱を伴う高齢者及び小児等又は消耗性疾患
の患者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。
8.5 アセトアミノフェンを含む他の薬剤と併用しないよう患者に指
導すること。
[1.2、7.5参照]
8.6 アセトアミノフェンの高用量投与により副作用として腹痛・下
痢がみられることがある。本剤においても同様の副作用があらわ
れるおそれがあり、疼痛又は発熱の原疾患に伴う消化器症状と区