調剤について(その1) 総-3 (52 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00197.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第550回 7/26)《厚生労働省》 |
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○ 継続的服薬指導を適切に行うために、日本薬剤師会において実施のための手引きを作成しており、それ
をより効果的に実施するための考え方がとりまとめられている。(厚生労働科学研究費補助金)
■特にフォローアップの必要がある患者の例
■患者等への確認事項
①新規処方・処方変更時
薬剤等の服薬状況(残薬の状況、服用しづらくないか、服用において不便なことはないか等)
②服薬アドヒアランス不良
副作用発現の有無
③ハイリスク薬処方時(副作用の問題や患者に不安がある
ケース等)
使用中の薬剤の効果
④手技不良時(自己注射や吸入器等)
⑤副作用等発現時(自覚症状を含む)
⑥ポリファーマシー・相互作用の可能性
⑦服薬に関する不安
⑧退院時
⑨新薬(承認又は効能追加された5年以内のもの)処
方時
薬剤使用中の体調の変化
患者基本情報の変化
併用薬や食品・嗜好品との相互作用による影響
生活機能への影響
生活の特性の変化
使用中の薬剤に対する認識(先入観、不安感等)
その他(
)
■フォローアップを実施後に対応すべきこと
①処方医への処方提案
②処方医や医療機関の薬剤師にトレーシングレポート等による情報提供
(在宅医療への参画、外来化学療法実施病院との情報共有等)
フォローアップからその後の対応を実施することによる効果
③受診勧奨
①副作用・症状悪化予防(薬の効きすぎ・効果不十分・薬の
悪影響)
④他職種との連携(病院薬剤師、ケアマネジャー、訪問看護師、行政等と
の連携)
⑤医薬品・医療機器等安全性報告制度による副作用報告
②服薬アドヒアランス改善
③患者の不都合・不安感解消・患者の薬物療法への理解向上
⑥患者へのフィードバック(副作用チェックシート配布、メディケーションレビュー、
フォローアップ前後比較説明等)
※令和4年度厚生労働科学研究費補助金「薬剤師の職能のための薬学的知見に基づく継続的
な指導等の方策についての調査研究」(研究代表者:東京薬科大学 益山光一)より
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