た際は、署名検証を行う必要があります。電子署名の方式については、
「2.3.3 電子署名および署名検
証のための機器・ソフトウェア」をご参照ください。

① 取得・閲覧方法
紹介先医療機関等で文書情報を取得する際は、自施設等が宛先の文書情報一覧から、取得した
い文書情報を紹介先医療機関等にて特定・選択する必要があります。
仕組みとしては、まず、紹介先医療機関等は電子カルテシステム等から自施設宛ての文書情報
一覧の取得要求を行います。取得要求を受けて、電子カルテ情報共有サービスは紹介先医療機関
等が宛先となっている文書情報を検索し、文書情報一覧ファイルを資格確認端末の所定のフォ
ルダ、若しくは要求ファイルの送信元端末に送信します。文書情報一覧ファイルから閲覧する文
書情報が選択されると、電子カルテシステム等は、選択した文書情報のキー情報を含む取得要求
ファイルを電子カルテ情報共有サービスへ送信します。電子カルテ情報共有サービスは、
Identifier 等のキー情報をもとに、文書情報ファイルの検索を行い、資格確認端末の所定のフォ
ルダ、若しくは要求ファイルの送信元端末に対象の文書情報ファイルを送信します。電子カルテ
システム等において文書情報ファイルを受領し、署名検証を行います。
なお、医師等が文書情報一覧ファイルから閲覧する文書情報を選択するにあたっては、電子カ
ルテシステム等で取得した文書情報一覧ファイルを電子カルテシステム等端末で表示し、閲覧
したい文書情報を選択する（単一選択と複数選択の両方が可能）画面が必要となります。閲覧可
のステータスの文書情報のみ取得が可能なため、医療従事者がステータスを把握できるように、
画面上で表示してください。
また、取得した文書情報は FHIR 形式となるため、電子カルテシステム等にて FHIR 形式の文
書情報を閲覧するためのビュアー等の機能・UI を実装ください。
上記の実装にあたっては「図 35 6 情報の取得イメージ（資格確認端末利用時）図 33 文書情
報の取得イメージ（資格確認端末利用時）
」〜「図 38 健診文書の取得イメージ（Web API 利用
時）にてフロー図を整理しておりますので、参考にしてください。

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