3

○重症児者の送迎には、リフト付き車椅子対応車両が欠かせず、利用者及び家族の状況によってはベッドtoベッドの送
迎が必要な事例も多く、その乗降に多くの時間が費やされている。また、１台の車両で複数の利用者を送迎する際に
は、多くの事業所において運転手以外に２名のスタッフを添乗させ、実質１対１以上の手厚い体制で送迎している。全 全国重症心身障害日中活動支援協議会
身性障害を有する最重度障害者の送迎は、少なくとも、短期入所の送迎（片道１８６単位）よりも遙かに多くの設備投
資及び人件費を要している。

4

○特に医療的ケアを要する利用者の送迎には看護職員の添乗を要するため、看護職員の常勤配置が必要となる。この看
全国重症心身障害日中活動支援協議会
護職員の常勤配置が事業所の収支を一層厳しくしている。更に超重症児等の送迎に際しては看護職員による単独送迎
（利用者１人に看護職員含む２名体制での送迎）が必要な場合もある。

5

○障害のある方にとって移動手段の確保は社会参加の大前提であり、利用者の状況や地域性を考慮すると必要不可欠で 日本知的障害者福祉協会
あるため、送迎加算を拡充し、実際の経費（人件費含む）を反映した加算とする。

6

○障害福祉サービスの利用に際し、医療的ケアを要する児・者の送迎を行った場合の評価について、再検討されたい
（医療的ケアの濃度に応じた報酬設定、看護職同乗に対する加算増額等） 。

7

○聴覚・ろう重複障害のある利用者を専門的に受け入れている通所施設（生活介護、就労継続支援、地域活動支援センター等）
は、利用者が広域的に点在しているため、送迎を実施している。送迎加算を維持し、ガソリン代等や諸経費について安定的な運 全日本ろうあ連盟
営ができるよう対策を講じて頂きたい。

8

○送迎を安全に実施するためには、往復で約2,000円の経費がかかるため、100単位／片道の加算が必要となる。

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日本看護協会

全国重症児者デイサービス・ネットワーク