よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3-4 薬学実務実習の現状確認と更なる充実改善に向けたアンケート集計結果(薬学教育協議会提出資料) (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shiryo_240205.html
出典情報 新薬剤師養成問題懇談会(第23回 2/5)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Ⅰ.現行の実務実習の状況(2022年度実績)
Ⅰ-5.学生の到達度評価について
学生の到達度評価の結果から考えて、学生が十分学修できていないと思われる項目はありますか。(複数回答可)
また、十分に学修するには、どのような工夫、改善が必要だと思いますか。
(1)薬学臨床の基礎

69 (回答大学数)
回答数

【② 臨床における心構え】

5



<どのような工夫、改善が必要か>

7.2% *医療倫理に関する大学での授業の充実
*入学時点から、報告・連絡・相談の習慣づけを指導する必要がある。
*一部の自覚に乏しい学生に対して繰り返し指導する
*実務実習生受け入れ施設における指導薬剤師の資質
*技能の向上に向けて大学が支援する
*事前と実習と分けるのではなく大学で必要最低限の教育を担保する
*模擬的には行っているが、臨場感等が十分でない場合があるため、低学年時より臨床体験を
実施する。

(2)処方せんに基づく調剤
回答数
【② 処方せんと疑義照会】

6



<どのような工夫、改善が必要か>

8.7% *単科の医療施設だと処方箋内容が偏ってしまう。
*faxで疑義照会する病院への疑義照会から始めて、電話での疑義照会を最終的に実施する等の
工夫をする。
*施設間格差をなくすよう大学が指導薬剤師の資質・
技能の改善に向けてサポートする(実習受け入れ施設の業務の標準化を図る)
事前と実習と分けるのではなく大学で必要最低限の教育を担保する
*見学や紹介に留まるのではなく、実際に学生に実施させることが重要だと考えます。
*すべての実習生が、疑義照会を体験できているとは
限らない。

【③処方せんに基づく医薬品の調製】

2

2.9% *単科の医療施設だと調剤薬の種類が少なく、偏ってしまう。
*施設間格差をなくすよう大学が指導薬剤師の資質・技能の改善に向けてサポートする(実習受
け入れ施設の業務の標準化を図る)
事前と実習と分けるのではなく大学で必要最低限の教育を担保する

【④患者・来局者応対、服薬指導、患者教育】

8

11.6% *指導薬剤師が患者役となり十分にシミュレーション教育を行ったうえでの実践
*施設の状況もあるので一概に◯人以上等と基準を設ける発想はありませんが、診療科、門前
の医師の方針等で患者応対の制限が明白な実習施設は除外・又は再考を促さざるを得ないので
はないでしょうか。
*模擬的には行っているが、臨場感等が十分でない場合があるため、低学年時より臨床体験を
実施する。
*実習施設によって、服薬指導を行う回数が少ない施設がある。実習施設と相談の上、回数を
増やしていただく。
*コロナ禍により制限がある施設があったが、2023年においては解消している。
*件数を増やし、経験に応じてレベルを高くすることで教育効果が向上すると考えます。
*NBMに対する理解向上教育
*薬局実習では早期から応需処方箋を用いた処方解析を行い、来局者応対の機会を増やす。

【⑤医薬品の供給と管理】

0

0.0%

【⑥安全管理】

3

4.3% *見学や紹介に留まるのではなく、実際に学生に実施させることが重要だと考えます。
*危険予知訓練等の実施

(3)薬物療法の実践
回答数
【① 患者情報の把握】

3



<どのような工夫、改善が必要か>

4.3% *患者カルテ情報を抽出して薬学的管理に結びつけることが難しい様子である。大学での事前学
習において電子カルテや薬歴システムについて演習が必要。
*学内での事前学習のより実践的な指導と学生のモチベーションの向上。
*施設による対応格差などの改善。

【②医薬品情報の収集と活用】

4

5.8% *実例に基づいた情報収集および情報活用の実践(実習)時間の拡張
*大学の講義内容と実習での内容の乖離が見られる。
事前実習でもDI業務の内容を取り入れる必要があるのではないか。
*施設間格差をなくすよう大学が指導薬剤師の資質・技能の改善に向けてサポートする(実習受
け入れ施設の業務の標準化を図る)
事前と実習と分けるのではなく大学で必要最低限の教育を担保する

27