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経済財政運営と改革の基本方針2024 ~賃上げと投資がけん引する成長型経済の実現~(令和6年6月21日閣議決定) (20 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2024/decision0621.html
出典情報 経済財政運営と改革の基本方針2024(6/21)《内閣府》
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まえ、地元の理解を得た原子炉の再稼働を進める。新たな安全メカニズムを組み込んだ次
世代革新炉の開発・建設に取り組む。地域の理解確保を大前提に、廃炉を決定した原発の
敷地内での建て替えの具体化を進める。安全性向上等のために、投資促進への取組を進め
るとともに、研究開発や人材育成、サプライチェーンの維持・強化に対する支援を拡充す
る。核燃料サイクルの推進、着実かつ効率的な廃炉の推進、最終処分の実現に向けた国主
導での国民理解の促進や地方公共団体等への主体的な働き掛けに取り組む。道路整備によ
る避難経路の確保等を含め、原子力防災体制の充実に取り組む。
低炭素水素等については、水素社会推進法39に基づき、国内外におけるサプライチェーン
の構築、国内の拠点整備や技術開発の支援、電力・ガス・燃料・製造・運輸分野における
利用拡大を促す制度整備に向けた検討を進める。電動車や電動建機の導入促進に加え、燃
料電池トラック等の商用車と商用車用ステーションへの集中支援、水素供給への支援を行
う。商用車のうち、非化石エネルギー自動車の保有や使用に関する目標の拡大について、
検討を行う。国際競争力のある価格の実現に向け、官民連携により、合成燃料(e-fuel)、
合成メタン(e-methane)、国産の持続可能な航空燃料(SAF)を含むカーボンリサイク
ル燃料の研究開発や設備投資を促進するとともに、需要創出や環境整備40に取り組む。製造
業の円滑な脱炭素化への移行に向けて、まずは石炭・石油からCO2排出量の少ない天然
ガスへの転換を支援した上で、将来的には低炭素水素等の活用を促進する。CCS事業法
41
を踏まえた事業化支援、森林吸収源対策等42を行う。
サーキュラーエコノミー(循環経済)については、再生材利用拡大と製品の効率的利用
等を促進する動静脈連携43のための制度検討や支援、産官学の連携による各製品・素材別の
中長期ロードマップの策定等への支援を行うとともに、資源循環に係る国際協力や国際ル
ールの形成を進める。太陽光パネル等の廃棄・リサイクルの制度検討、ペットボトルを始
めとするプラスチックや金属の再資源化に向けた技術開発及び設備投資への支援を行うと
ともに、バイオものづくりの技術開発・拠点整備を進める。
「成長志向型カーボンプライシング構想」44の実現・実行に向け、GXの「分野別投資戦
略」に沿って、GX経済移行債を裏付けとした予算・税制措置45の活用、カーボンプライシ
ングの制度設計や環境整備46、GX推進機構を通じた民間資金の呼び込み、アジアと連携し
たトランジション・ファイナンス47の推進、グリーン・ファイナンス48の促進に取り組む。
サステナブルファイナンスを促進するための環境整備49に取り組む。
地域・くらしについては、2025年度までに100か所以上の脱炭素先行地域を選定し、先進
39
脱炭素成長型経済構造への円滑な移行のための低炭素水素等の供給及び利用の促進に関する法律(令和6年法律第37
号)

40
合成メタン利用時のCO2排出量のカウントルールの在り方を検討し、2024 年度中に結論を得る。
41
二酸化炭素の貯留事業に関する法律(令和6年法律第38 号)

42
J-クレジットの活用、ブルーインフラ(藻場・干潟等及び生物共生型港湾構造物)の保全・再生・創出を通じたブルーカ
ーボン(海洋生態系によって吸収・固定される二酸化炭素由来の炭素)の活用を含む。
43
製造業・小売業等と廃棄物処理・リサイクル業等との連携。
44
GX経済移行債等とカーボンプライシングによる投資先行インセンティブにより、GX投資を加速させる考え方。
45
戦略分野国内生産促進税制のうちGX分野に該当する物資に係る措置については、令和6年度与党税制改正大綱を踏まえ、
所要の法案の令和7年通常国会への提出を図る。
46
2026 年度の「排出量取引制度」本格稼働、2028 年度の「化石燃料賦課金」導入、2033 年度の「有償オークション」段階
的導入を目指す。
47
トランジション段階にある技術の導入等により着実な温室効果ガス削減を行う企業を支援する新しいファイナンス手法。
48
地球温暖化対策や再エネ事業など、環境に配慮した取組に特化したファイナンス手法。
49
サステナビリティ情報の開示や保証の在り方の検討を進め、気候変動対応に関する専門人材を含む人的資本に関する開示
基準の開発に向けた国際的な議論に貢献等。

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