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資料10 デジタル行財政改革取りまとめ2024(案) (9 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_gyozaikaikaku/kaigi7/gijishidai7.html
出典情報 デジタル行財政改革会議(第7回 6/18)《内閣官房》
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足の不足の喫緊の課題により緻密に対応していくため、不断に自家用車活用
事業や自家用有償旅客運送のバージョンアップを図ることとし、天候・大規
模イベント等への対応、台数制限の緩和、貨客混載の導入、協議運賃の導入、
「5%ルール」7の適用時間拡大、マッチング率の算定方法合理化を進めてい
くほか、新たなダイナミックプライシングなど運賃・料金の多様化やタクシ
ー以外の運送事業者(バス、鉄道等)の参入促進の検討を直ちに開始する。
デジタルを活用して、全国の移動の足不足の解消への道筋をつけるという
観点から、規制改革推進会議における議論を踏まえ、安全を前提に、いわゆ
るライドシェアを全国で広く利用可能とする。このため、全国の移動の足不
足の解消に向けて、自家用車活用事業等について、モニタリングを進め、検
証を行い、各時点での検証結果の評価を行う。並行して、こうした検証の間、
タクシー事業者以外の者が行うライドシェア事業について、内閣府及び国土
交通省の論点整理を踏まえ、法制度を含めて事業の在り方の議論を進める。
(自動運転の事業化加速)
自動運転をはじめとする新たなモビリティサービスの事業化に向けた基本
的な考え方と施策をとりまとめた「モビリティ・ロードマップ 2024(案)

(デジタル社会推進会議において 2024 年6月に決定予定)に即して、自動運
転の社会実装を加速するための様々な施策を講じる。
具体的には、自動運転レベル4の社会実装・事業化に向けた取組を推進す
るため、2024 年度に全都道府県において、自動運転に係る初期投資に係る事
業性確保に必要な支援を行い、2025 年度に全都道府県での通年運行の計画策
定又は実施を目指す。
また、2023 年に発生した自動車死亡事故のうち、ドライバーの人的要因が
存在する事故は9割近くを占めている。海外において無人自動運転タクシー
の実装が進み、事故削減効果が期待できる旨の報告がある中、日本において
も安全な自動運転車の社会実装により、ドライバーのミスに起因する事故の
大幅な削減が期待される。このため、自動運転車による交通事故等が発生し
た場合の責任制度その他の社会的なルールの在り方について専門家・関係省
庁により検討を行う場8を設置し、2024 年5月にその議論の結果をとりまとめ
た。本とりまとめを踏まえ、具体化・定量化された保安基準・ガイドライン
を作成し、自動運転車による交通ルールの遵守方法を明確化すること、自動
運転車の安全性向上に向けた検証・分析のための情報共有の仕組みを構築し、
必要に応じた再発防止に向けた保安基準・ガイドラインのアップデートを行
7

自家用車活用事業において不足車両数の算出が行われる 12 地域以外において同事業を行う際に、当
該営業区域内のタクシー車両数の5%を不足車両数とみなすもの。

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AI 時代における自動運転車の社会的ルールの在り方検討サブワーキンググループ。

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