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資料2-2 第3期医療分野研究開発推進計画(案) (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/suisin_dai49/gijisidai.html |
出典情報 | 健康・医療戦略推進本部(第49回 2/18)《首相官邸》 |
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染症危機への平常時からの備えが従前に増して求められるようになった。対応に際して
は、ワクチン等研究開発体制の整備に加えて、新型コロナウイルス感染症流行時に医療従
事者の感染で医療体制の維持が困難に陥った経験に鑑み、医療現場の負荷を低減するシ
ステムの重要性にも留意する必要がある。
こうした情勢の下、
我が国の、医薬品 2や医療機器 3の輸入超過は増加を続けている。
世界では、売上げ上位の新薬の中心が、低分子医薬品からバイオ医薬品、再生・細胞
医療・遺伝子治療といった新規モダリティに変化する新たな潮流が出現してきており、
我が国も対応を迫られている。
並行して、急速に進歩する科学技術で世界は変わり続け、情報化・デジタル化によ
り生み出された膨大なリアルワールドデータを活用した AI 技術が社会変革を引き起
こすと予期される。健康・医療と AI の技術融合は、日本の優位性が期待される分野
の一つとされる。
また、科学技術が加速度的に発達して人々の生活に及ぼす影響が増大するに伴い、
社会との対話や協働の重要性がより一層高まっている。医療分野の研究開発において
も同じ状況にあり、早期の段階からの倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and
Social Issues, ELSI)への対応や研究への患者・市民参画(PPI) 4をはじめとした
「社会共創」の取組がますます重要になっている。
平均寿命が延伸するに伴い、健康寿命の延伸の重要性や予防の重要性が増している。
予防については、二次予防(疾病の早期発見、早期治療)、三次予防(疾病が発症し
た後、必要な治療を受け、機能の維持・回復を図るとともに再発・合併症を予防する
こと)に留まらず、一次予防(生活習慣を改善して健康を増進し、生活習慣病等を予
防するなど、病気の原因の排除やリスクの低減を図ること。このほか環境における危
険因子の削減を目指す健康保護、病気の発生の予防を目指す疾病予防がある。)も併
せて取り組むべきであることが指摘されている。また、高齢化率の上昇に対応するた
め、医療技術の向上とともに、医療介護分野の担い手不足への対応や生産性向上のた
めの取組も求められている。
このような医療分野の研究開発を取り巻く種々の動向を踏まえ、様々な課題に関係
者が一体となって取り組んでいくよう、本計画を策定する。
2
第 37 回健康・医療戦略推進専門調査会参考資料 4 データ集 p4(出所:財務省「貿易統計」
)
3
厚生労働省薬事工業生産動態統計年報(平成 30 年:9,530 億円→令和 4 年:1 兆 8,239 億円)
4
PPI(Patient and Public Involvement)は、医療研究開発のプロセスにおいて患者・市民の知見を参
考にするものである。医療研究開発に対する社会からの理解を促進させ、研究開発を進める上で新たな視
点と価値が得られる重要な取組である。
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は、ワクチン等研究開発体制の整備に加えて、新型コロナウイルス感染症流行時に医療従
事者の感染で医療体制の維持が困難に陥った経験に鑑み、医療現場の負荷を低減するシ
ステムの重要性にも留意する必要がある。
こうした情勢の下、
我が国の、医薬品 2や医療機器 3の輸入超過は増加を続けている。
世界では、売上げ上位の新薬の中心が、低分子医薬品からバイオ医薬品、再生・細胞
医療・遺伝子治療といった新規モダリティに変化する新たな潮流が出現してきており、
我が国も対応を迫られている。
並行して、急速に進歩する科学技術で世界は変わり続け、情報化・デジタル化によ
り生み出された膨大なリアルワールドデータを活用した AI 技術が社会変革を引き起
こすと予期される。健康・医療と AI の技術融合は、日本の優位性が期待される分野
の一つとされる。
また、科学技術が加速度的に発達して人々の生活に及ぼす影響が増大するに伴い、
社会との対話や協働の重要性がより一層高まっている。医療分野の研究開発において
も同じ状況にあり、早期の段階からの倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and
Social Issues, ELSI)への対応や研究への患者・市民参画(PPI) 4をはじめとした
「社会共創」の取組がますます重要になっている。
平均寿命が延伸するに伴い、健康寿命の延伸の重要性や予防の重要性が増している。
予防については、二次予防(疾病の早期発見、早期治療)、三次予防(疾病が発症し
た後、必要な治療を受け、機能の維持・回復を図るとともに再発・合併症を予防する
こと)に留まらず、一次予防(生活習慣を改善して健康を増進し、生活習慣病等を予
防するなど、病気の原因の排除やリスクの低減を図ること。このほか環境における危
険因子の削減を目指す健康保護、病気の発生の予防を目指す疾病予防がある。)も併
せて取り組むべきであることが指摘されている。また、高齢化率の上昇に対応するた
め、医療技術の向上とともに、医療介護分野の担い手不足への対応や生産性向上のた
めの取組も求められている。
このような医療分野の研究開発を取り巻く種々の動向を踏まえ、様々な課題に関係
者が一体となって取り組んでいくよう、本計画を策定する。
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第 37 回健康・医療戦略推進専門調査会参考資料 4 データ集 p4(出所:財務省「貿易統計」
)
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厚生労働省薬事工業生産動態統計年報(平成 30 年:9,530 億円→令和 4 年:1 兆 8,239 億円)
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PPI(Patient and Public Involvement)は、医療研究開発のプロセスにおいて患者・市民の知見を参
考にするものである。医療研究開発に対する社会からの理解を促進させ、研究開発を進める上で新たな視
点と価値が得られる重要な取組である。
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