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資料8   先進医療合同会議の審議結果について【報告事項】 (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27778.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第139回 9/15)《厚生労働省》
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試験全体の有意水準および多重性の調整

本試験では、B 群が A 群に劣っている場合にそれが統計学的に有意かどうかは関心事
ではない(有意か否かによって「標準治療である術前 GS 療法が引き続き有用な治療法で
ある」という結論は変わらない)ため検定は片側検定を行う。試験全体の有意水準は片
側 5%とする。主たる仮説の検証に用いる有意水準およびそれに対応する信頼係数は、中
間解析に伴う多重性の調整を踏まえたものを用いる。
有効性の解析
Primary endpoint の解析

1)主たる解析の方法
主たる解析における両群の全生存期間が等しいという帰無仮説の検定は、全登録例を
対象に、施設以外の割付調整因子(CA19-9[37 U/mL 未満 vs. 37 U/mL 以上 370 U/mL 未
満 vs. 370 U/mL 以上]、年齢[75 歳未満 vs. 75 歳以上])を層とした層別ログランク
検定により行う。ただし、各層の被験者数・イベント数が少ない場合など、2 つの因子
を用いて適切に層別ログランク検定が行えないことが想定される場合には、群間比較
を伴う検証的解析を行う前に群間比較に関わる情報がない下で作成する統計解析計画
書で割付調整因子の扱いを定める。
累積生存曲線、生存期間中央値、年次生存割合などの推定は Kaplan-Meier 法を用い
て行い、Brookmeyer and Crowley の方法を用いて生存期間中央値の信頼区間を求め、
Greenwood の公式を用いて年次生存割合の信頼区間を求める。
主たる解析結果はデータセンターが「主たる解析レポート」としてまとめ、研究事務
局、研究代表医師、グループ代表者、グループ事務局、効果・安全性評価委員会、JCOG
代表者に提出する。
2)モデルを用いた解析の方法
治療効果の推定値として、主たる解析の検定と同じ因子を用いた層別 Cox 比例ハザー
ドモデルを用いて群間の治療効果のハザード比とその信頼区間を求める。信頼区間の
構成には Wald 型を用いる。
3)サブグループ解析の方法
以下に記す因子に基づくサブグループ解析を行う。
また、治療効果と部分対象集団との交互作用を検討するため、探索的に、次に示す因
子について層別しない Cox 比例ハザードモデルを用いて群間の治療効果のハザード比
とその 95%信頼区間を求める。これらの解析は十分な検出力を担保して行うものでな
く、また多重性の調整も行わないため、各サブグループ解析の結果はあくまで探索的な
結果と解釈する。
<サブグループ解析を予定している因子>
・ CA19-9[登録前](37 U/mL 未満 / 37 U/mL 以上 370 U/mL 未満 / 370 U/mL 以上)
・ 年齢(75 歳未満 / 75 歳以上)
・ 性別(男性 / 女性)
・ PS(0 / 1)

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