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資料8   先進医療合同会議の審議結果について【報告事項】 (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27778.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第139回 9/15)《厚生労働省》
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2)許容される術前処置・検査
①胆道ドレナージ
黄疸、胆管炎を合併した場合は適切な胆道ドレナージ術を施行する。胆道ドレナージ
は必要時に行い、実施時期は問わない。
②審査腹腔鏡
切除可能性を評価する目的で、術前化学療法最終コースの最終投与日より切除当日ま
でに審査腹腔鏡検査を行うことを許容する。審査腹腔鏡検査で遠隔転移を認めた場合
は、その時点で非切除としプロトコール治療中止とする。腹腔洗浄細胞診が陽性の場
合、遠隔転移と扱い、その時点で非切除としプロトコール治療中止とする。審査腹腔
鏡検査で遠隔転移を認めなくても、その後の開腹切除時には、再度、腹腔洗浄細胞診
を行い切除可能性を確認する。
3)切除
開腹直後に視・触診により肝転移、腹膜転移などの遠隔転移の有無を検索し、遠隔転
移を認めた場合は、その時点で非切除としプロトコール治療中止とする。肝表面の小
結節や大動脈周囲リンパ節(#16)の腫大など、術中に遠隔転移を疑った場合は、サン
プリングを行い迅速組織診で評価することを推奨する。また、腹腔洗浄細胞診の評価
を必須とする。組織診や細胞診の迅速診断で陽性の場合は、遠隔転移と扱いその時点
で非切除としプロトコール治療中止とする。
①原発巣切除
遠隔転移がなく切除可能と判断した場合、原発巣の肉眼的根治切除+リンパ節郭清を
実施する。
原発巣の主占居部位により、以下の手術を行う。術中に遠隔転移や予想を超える局所
進展を認め切除適応外と判断した場合はプロトコール治療中止とする。


膵頭部癌:膵頭十二指腸切除術(幽門輪温存または亜全胃温存を含む)+リンパ
節郭清



膵体尾部癌:膵体尾部切除+リンパ節郭清



膵全体癌:膵全摘+リンパ節郭清

②リンパ節郭清
以下に示す膵癌取扱い規約第 7 版増補版の第 1 群および第 2 群のリンパ節郭清を実施
する。ただし、主占居部位が膵尾部にある膵体尾部切除においては、2 群リンパ節のう
ち、7、8a、8p、9 リンパ節の郭清を行わない。
なお、安全な術中操作や血管テーピングのために以下のリンパ節以外を郭清すること
を許容する。また、膵背側のマージン確保のために#16 リンパ節の一部を一括して切除
することを許容する。


膵頭十二指腸切除:5、6、8a、8p、12a、12b、12p、13a、13b、14p、14d、17a、17b



膵体尾部切除(主占居部位が膵体部):7、8a、8p、9、10、11p、11d、14p、14d、
18



膵体尾部切除(主占居部位が膵尾部):10、11p、11d、14p、14d、18



膵全摘術:5、6、7、8a、8p、9、10、11p、11d、12a、12b、12p、13a、13b、14p、

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