【資料2】新型コロナウイルス感染症治療薬(ゾコーバ錠125mg)について(医薬・生活衛生局からの説明資料) (34 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32109.html |
出典情報 | 医薬品等行政評価・監視委員会(第11回 3/23)《厚生労働省》 |
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れた。雄ラットにおいて、精巣上体の精子数減少及び精子活性・運動能低下等が認められたが、受胎能
に影響しなかったことから、申請者は毒性と判断していない。ラット胚・胎児並びに出生児及びウサギ
胚・胎児に対する無毒性量は、ラットで 60 mg/kg/日、ウサギで 30 mg/kg/日と判断され、このときの本薬
の血漿中曝露量(AUC0-24 h、ラット:1,990 μg・h/mL、ウサギ:1,260 μg・h/mL)は、ヒトにおける本剤投
与時の本薬の血漿中曝露量 35)(AUCtau:518.3 μg・h/mL)と比較して、ラットで約 3.8 倍及びウサギで約
2.4 倍であった。
表 20 生殖発生毒性試験成績の概略
用量
投与期間
主な所見
(mg/kg/日)
親動物
(雄)
1,000:精巣上体尾部重量・精子活力・運動精子率・
雄:交配 28 日前
精巣上体総精子数低値
受胎能及
~剖検前日
(雌)
び 着 床 ま 雌雄
強制
0、20、 なし
で の 初 期 ラット
経口 雌:交配 14 日前 60、1,000
胚 発 生 試 (SD)
~妊娠 7 日目
受胎能
験
(1 回/日)
なし
試験の
種類
投与
試験系
経路
無毒性量
(mg/kg/日)
添付資料
CTD
親動物
(一般毒性・
生殖能)
:1,000 4.2.3.5-01
初期胚発生:
1,000
初期胚発生
なし
妊娠 6~17 日目
(1 回/日)
雌
強制
ラット
経口
帝王切開:
(SD)
妊娠 20 日目
胚・胎児
発生試験
妊娠 6~19 日目
雌
(1 回/日)
強制
ウサギ
経口
帝王切開:
(NZW)
妊娠 28 日目
母動物
1,000:体重増加量・摂餌量低値
母動物
(一般毒性):
60
0、20、
母動物
4.2.3.5-02
60、1,000 胚・胎児発生
(生殖能):
1,000:体重低値、骨格変異胎児有母動物・胎児発現 1,000
率高値、胸骨分節骨化数減少 b)・短小過剰肋骨 b)
胚・胎児発生:
60
母動物
≧100:糞便量減少、体重・体重増加量・摂餌量低値
胚・胎児発生
≧100:胎盤重量高値、短尾 a)、骨格異常胎児を有す 母動物
る母動物発現率高値、骨格変異を有する胎児発生率 (一般毒性・
0、30、 高値、胸骨分節癒合 a)、分岐肋 a)、尾椎体癒合 a)、 生殖能):30
4.2.3.5-03
100、300 完全過剰肋骨 b)
300:胎児生存率・生存胎児数低値、胚・着床後胚死 胚・胎児発生:
亡率・胎児死亡数高値、骨格異常を有する胎児発現 30
率高値、肋骨癒合 a)、肋骨欠損 a)、頸椎体癒合 a)、
過剰胸椎 a)、胸椎弓小型化 a)・癒合 a)、胸椎体癒合
a)
・配列異常 a)、腰椎配列異常 a)、尾椎体配列異常
a)
、仙・尾椎配列異常 a)、腰椎過剰 b)
a)奇形所見、b)変異所見
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ゾコーバ錠 125 mg_塩野義製薬株式会社_審査報告書
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