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参考資料1_看護学教育モデル・コア・カリキュラム(平成29年度策定) (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html |
出典情報 | 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》 |
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看護学教育モデル・コア・カリキュラムの概要
1.策定における留意点
本モデル・コア・カリキュラム策定に当たっては、前項の背景や課題を踏まえ、以下の点
について特に留意した。
(1)多様なニーズに応える看護系人材を養成する具体的な学修目標であること
(2)看護系人材として求められる資質・能力を明確化すること
(3)看護の対象となる人々の主体性を尊重する看護を実践できる人材養成を目指した「ねら
い」や「学修目標」であること
(4)看護実践には看護の対象となる人に対する身体的、心理的、社会的視点を統合した全人的
なアセスメントが不可欠であることを踏まえ、これらに必要となる看護の対象理解に必要
な基本的知識(解剖生理学・病態学・薬理学等)や看護の基本となる専門基礎知識等に関
する内容を充実させること
(5) 250 校を超える看護系大学での実行可能性も考慮しつつ、全ての学生が共通して修得する
ことが求められる必須の内容を検討したこと
(6)保健師助産師看護師学校養成所指定規則や看護師国家試験出題基準と整合性を図ったこと
(7)日本看護系大学協議会の看護学教育評価検討委員会による「コアコンピテンシーに基づく
看護学士課程教育の構造と内容」や、日本学術会議健康・生活科学委員会看護学分科会
による「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準看護学分野」を、
各大学がカリキュラム編成の際に併せて検討することを意識したこと
(8)学士課程における医療系人材養成に関して、将来的な医学教育、歯学教育及び薬学教育の
モデル・コア・カリキュラムとの同時改訂や一部共通化を見据えた構成としたこと
2.大項目について
本モデル・コア・カリキュラムは、平成 23 年3月に策定された「学士課程版看護実践能力と到
達目標」で提示されたコアとなる看護実践能力(以下、「コアコンピテンシー」という。)を修得
するために必要な学修目標を提示する。コアコンピテンシーは、学士課程で養成される看護系人
材の看護実践に必要な5つの能力群と、それらの能力群を構成する 20 の看護実践能力を示したも
のであり、これらの能力は、本モデル・コア・カリキュラムにおいて養成する人材像を示した「看
護系人材として求められる基本的な資質・能力」の中に内包される。コアコンピテンシーは、
「社
会において、必要不可欠な看護実践能力に焦点を当てて概念化している。」とされているところ、
本モデル・コア・カリキュラムでは、コアコンピテンシーを内包させつつ、看護系人材として求
められる資質・能力を獲得するために必要な学士課程における具体的な学修目標を示したもので
ある。
本モデル・コア・カリキュラムの大項目は、看護実践能力の修得における段階的な学修とプロ
セスを踏まえて配列し、A項目に看護系人材として求められる基本的な資質・能力を置き、B項
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1.策定における留意点
本モデル・コア・カリキュラム策定に当たっては、前項の背景や課題を踏まえ、以下の点
について特に留意した。
(1)多様なニーズに応える看護系人材を養成する具体的な学修目標であること
(2)看護系人材として求められる資質・能力を明確化すること
(3)看護の対象となる人々の主体性を尊重する看護を実践できる人材養成を目指した「ねら
い」や「学修目標」であること
(4)看護実践には看護の対象となる人に対する身体的、心理的、社会的視点を統合した全人的
なアセスメントが不可欠であることを踏まえ、これらに必要となる看護の対象理解に必要
な基本的知識(解剖生理学・病態学・薬理学等)や看護の基本となる専門基礎知識等に関
する内容を充実させること
(5) 250 校を超える看護系大学での実行可能性も考慮しつつ、全ての学生が共通して修得する
ことが求められる必須の内容を検討したこと
(6)保健師助産師看護師学校養成所指定規則や看護師国家試験出題基準と整合性を図ったこと
(7)日本看護系大学協議会の看護学教育評価検討委員会による「コアコンピテンシーに基づく
看護学士課程教育の構造と内容」や、日本学術会議健康・生活科学委員会看護学分科会
による「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準看護学分野」を、
各大学がカリキュラム編成の際に併せて検討することを意識したこと
(8)学士課程における医療系人材養成に関して、将来的な医学教育、歯学教育及び薬学教育の
モデル・コア・カリキュラムとの同時改訂や一部共通化を見据えた構成としたこと
2.大項目について
本モデル・コア・カリキュラムは、平成 23 年3月に策定された「学士課程版看護実践能力と到
達目標」で提示されたコアとなる看護実践能力(以下、「コアコンピテンシー」という。)を修得
するために必要な学修目標を提示する。コアコンピテンシーは、学士課程で養成される看護系人
材の看護実践に必要な5つの能力群と、それらの能力群を構成する 20 の看護実践能力を示したも
のであり、これらの能力は、本モデル・コア・カリキュラムにおいて養成する人材像を示した「看
護系人材として求められる基本的な資質・能力」の中に内包される。コアコンピテンシーは、
「社
会において、必要不可欠な看護実践能力に焦点を当てて概念化している。」とされているところ、
本モデル・コア・カリキュラムでは、コアコンピテンシーを内包させつつ、看護系人材として求
められる資質・能力を獲得するために必要な学士課程における具体的な学修目標を示したもので
ある。
本モデル・コア・カリキュラムの大項目は、看護実践能力の修得における段階的な学修とプロ
セスを踏まえて配列し、A項目に看護系人材として求められる基本的な資質・能力を置き、B項
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