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参考資料1_看護学教育モデル・コア・カリキュラム(平成29年度策定) (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html |
出典情報 | 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》 |
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目以下はAの資質・能力の修得につながる学修目標となるよう構成した。また、他の医療職との
比較や相互理解に資する観点から、先行する医学教育、歯学教育及び薬学教育のモデル・コア・
カリキュラムの項目立てを踏まえて構成した。
ただし、これらの大項目自体が授業科目名を意味するものではなく、また、項目配列の順序が
履修の順序を示すものでもない。
1)大項目の構成について
本モデル・コア・カリキュラムでは、
「○看護系人材として求められる基本的な資質・能力」に
おいて、看護者として生涯にわたり修得を求められる資質・能力を提示し、同じ項目について学
士課程卒業時までに修得するレベルを「A
看護系人材(看護職)として求められる基本的な資
質・能力」で示した。また、B~G項目では、それぞれA項目の資質・能力を念頭に置きながら、
看護実践能力の修得に必要な学修目標を列挙した。以下、各大項目の位置付けについて概説する。
「A
看護系人材(看護職)として求められる基本的な資質・能力」では、学士課程卒業時ま
でに修得するべき資質・能力を獲得するための基本・基盤となる知識及び概念について、学士レ
ベルにふさわしい学修内容とその到達レベルを定めた。
「B
社会と看護学」の項目は、環境、文化及び生活と健康の関連、生活を支援するための制
度に関する内容を示した。
「C 看護の対象理解に必要な基本的知識」の項目は、看護者が看護の対象となる人を理解し、
看護実践においてアセスメントを行うための根拠となる知識を示した。特に、看護実践において
は、対象者を全人的・統合的に捉えることが必要であるため、生活者としての側面と身体的・精
神的側面を包括的に理解して看護を展開するために必要となる知識を示した。
「D
看護実践の基本となる専門基礎知識」の項目は、看護の対象となる人と看護者の二者関
係において、看護者が対象のニーズに合わせた看護を展開(実践)する能力を身に付けるために
必要な知識及び技術を示した。具体的には、看護を展開(実践)する際の看護者の思考プロセス
と看護技術の基本、発達段階や健康の段階の特性に応じた看護実践について示すとともに、看護
は、単独ではなく組織の一員として展開(実践)されるものであるため、組織における看護者の
役割について示した。
「E
多様な場における看護実践に必要な基本的知識」の項目では、D項目までの看護の対象
者と看護者という二者関係から、看護の展開(実践)の場を広げ、多様な場における看護実践に
必要な知識を示した。
「F
臨地実習」の項目は、臨地実習が、看護の知識・技術を統合し、実践へ適用する能力を
育成する特別な学修形態であることから、本モデル・コア・カリキュラムの大項目に位置付け、
B~E項目までの知識・技術の統合を図るための学修の在り方や現場で行われている看護への参
加の在り方を示した。
「G
看護学研究」の項目は、学士課程において養成される人材には、科学的探究ができる資
質・能力や生涯にわたって研鑽し続ける姿勢を有することが求められることから、看護研究の実
践を通じてこれらの基盤となる課題解決能力を修得させるため大項目として位置付けた。
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比較や相互理解に資する観点から、先行する医学教育、歯学教育及び薬学教育のモデル・コア・
カリキュラムの項目立てを踏まえて構成した。
ただし、これらの大項目自体が授業科目名を意味するものではなく、また、項目配列の順序が
履修の順序を示すものでもない。
1)大項目の構成について
本モデル・コア・カリキュラムでは、
「○看護系人材として求められる基本的な資質・能力」に
おいて、看護者として生涯にわたり修得を求められる資質・能力を提示し、同じ項目について学
士課程卒業時までに修得するレベルを「A
看護系人材(看護職)として求められる基本的な資
質・能力」で示した。また、B~G項目では、それぞれA項目の資質・能力を念頭に置きながら、
看護実践能力の修得に必要な学修目標を列挙した。以下、各大項目の位置付けについて概説する。
「A
看護系人材(看護職)として求められる基本的な資質・能力」では、学士課程卒業時ま
でに修得するべき資質・能力を獲得するための基本・基盤となる知識及び概念について、学士レ
ベルにふさわしい学修内容とその到達レベルを定めた。
「B
社会と看護学」の項目は、環境、文化及び生活と健康の関連、生活を支援するための制
度に関する内容を示した。
「C 看護の対象理解に必要な基本的知識」の項目は、看護者が看護の対象となる人を理解し、
看護実践においてアセスメントを行うための根拠となる知識を示した。特に、看護実践において
は、対象者を全人的・統合的に捉えることが必要であるため、生活者としての側面と身体的・精
神的側面を包括的に理解して看護を展開するために必要となる知識を示した。
「D
看護実践の基本となる専門基礎知識」の項目は、看護の対象となる人と看護者の二者関
係において、看護者が対象のニーズに合わせた看護を展開(実践)する能力を身に付けるために
必要な知識及び技術を示した。具体的には、看護を展開(実践)する際の看護者の思考プロセス
と看護技術の基本、発達段階や健康の段階の特性に応じた看護実践について示すとともに、看護
は、単独ではなく組織の一員として展開(実践)されるものであるため、組織における看護者の
役割について示した。
「E
多様な場における看護実践に必要な基本的知識」の項目では、D項目までの看護の対象
者と看護者という二者関係から、看護の展開(実践)の場を広げ、多様な場における看護実践に
必要な知識を示した。
「F
臨地実習」の項目は、臨地実習が、看護の知識・技術を統合し、実践へ適用する能力を
育成する特別な学修形態であることから、本モデル・コア・カリキュラムの大項目に位置付け、
B~E項目までの知識・技術の統合を図るための学修の在り方や現場で行われている看護への参
加の在り方を示した。
「G
看護学研究」の項目は、学士課程において養成される人材には、科学的探究ができる資
質・能力や生涯にわたって研鑽し続ける姿勢を有することが求められることから、看護研究の実
践を通じてこれらの基盤となる課題解決能力を修得させるため大項目として位置付けた。
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