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参考資料1_看護学教育モデル・コア・カリキュラム(平成29年度策定) (15 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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2)大項目のねらい


看護系人材(看護職)として求められる基本的な資質・能力
学士課程における看護系人材としての資質・能力を獲得するための学修内容とその到達レベル

を定める。


社会と看護学
社会を形作る文化や制度と健康との関連について学び、看護学の基礎となる知識を修得する。

また、社会における看護職の役割について学ぶ。


看護の対象理解に必要な基本的知識
人間の生活者としての側面及び生物学的に共通する人間の身体的・精神的な側面を統合して理

解するために必要な知識を修得し、取り巻く様々な環境からの影響を受けて存在する人間を包括
的に理解する。このような人間理解を基盤として、健康に関与するための看護の理論を学び、看
護の基本を理解する。


看護実践の基本となる専門基礎知識
看護学を構成する概念である人間、環境、健康、看護の理解を基盤として、課題解決技法等の

基本を踏まえて、看護の対象となる人のニーズに合わせた看護を展開(実践)する能力を育成す
る。健康の段階、発達段階に特徴づけられる対象者のニーズに応じた看護実践能力を修得すると
ともに、組織における看護職の役割と対象者を中心とした協働の在り方を身に付ける。


多様な場における看護実践に必要な基本的知識
看護を提供する場は医療機関、在宅、保健機関、福祉施設、産業・職域、学校、研究機関等多様

となっている。また、グローバル化により、在日外国人に対してや諸外国での保健・医療活動等、
国境を超えた看護実践の機会も増えている。これら看護が求められる多様な場を理解するととも
に、看護実践を行うために必要な専門知識を身に付け、対象者の特性を加味した上で場の複雑性
を認識しながら、対象者のニーズに応えるための看護実践を理解する。


臨地実習
臨地実習は看護の知識・技術を統合し、実践へ適用する能力を育成する教育方法のひとつであ

る。看護系人材として求められる基本的な資質と能力を常に意識しながら多様な場、多様な人が
対象となる実習に臨む。その中で知識・技術の統合を図り、看護の受け手との関係形成やチーム
医療において必要な対人関係能力や倫理観を養うとともに、看護専門職としての自己の在り方を
省察する能力を身に付ける。


看護学研究
看護学研究の成果は、看護実践の根拠として看護の対象である人々への支援に還元される。ま

た、社会における看護の必要性を示すとともに看護を説明することを可能にする。そのため、看
護学の体系を構築する基盤となり、看護学の専門性の発展に貢献する。また、看護学研究の実践
を通して、より良い看護を探究する課題解決の能力を向上させる。学士課程においては、将来的

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