○歯科医療(その3)について 総ー4 (29 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00232.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第573回 12/15)《厚生労働省》 |
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○ 小児期は、乳歯の形成から乳歯列の完成、その後永久歯への交換により永久歯列の完成に至る重要な
時期である。
○ 胎生期から学童期・思春期の各ライフステージにおいて「かかりつけ歯科医師」を持つことの必要性が関
係学会から示されている。
各ライフステージにおける小児歯科医療の現状と課題および対策(引用抜粋)
⚫ 生涯を通じた歯と口腔の健康、さらには全身の健康保持・増進を推進していくためには、小児期の歯科医療を推進してい
くことが非常に重要
⚫ 胎児期に乳歯の形成がはじまり、出生7か月前後に乳歯が生えてきて、3歳頃に乳歯の歯並びが完成、6歳頃から乳歯
から永久歯への交換が始まり13歳頃に正常な永久歯の歯並びが完成
⚫ 小児歯科医療は、胎児期から青年、成人期までの人間の生涯の歯科疾患のリスクを左右するライスステージにおける歯
科医療の中でも最も重要な期間
1. 胎生期(妊婦を含む)
• 妊娠前の女性は「かかりつけ歯科医師」で歯科疾患の治療をしておくことが必要
• すべての妊婦が「かかりつけ歯科医師」を持つだけでなく、出産後は子どもの「かかりつけ歯科医師」を持ち、母子ともに歯科疾患の予防・
治療・管理をしていくことが必要
2. 乳幼児期(保育所・幼稚園)
• 歯科健診で何も指摘されない場合には「かかりつけ歯科医師」を受診しないことも多いのが実状
• 1歳6か月児歯科健診後にむし歯が急増しているため、全ての乳幼児は「かかりつけ歯科医師」を持ち、定期的に「かかりつけ歯科医師」で
精密な歯科健診・必要な治療・管理を行うことが必要
3. 学童期(小学校)・思春期(中学校・高等学校)
• 学校歯科健診とは別に、必ず「かかりつけ歯科医師」での定期的な歯科健診を定着させ、精密な検査や必要な治療・専門的な個別指導を
受けることが必要。
出典:公益社団法人日本小児歯科学会HP (学会からの提言」) 「これからの小児歯科医療のあり方について(2015年12月)」から引用
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