初期の根面う蝕に対する診療報酬上の評価
〇 初期の根面う蝕の重症化予防には、フッ化物歯面塗布処置が行われ、在宅等で療養を行う患者又は歯
科疾患管理料を算定する65歳以上の患者が対象となっている。
○ 令和４年度診療報酬改定において歯科疾患管理料を算定する65歳以上の患者が追加され、令和４年
に算定回数は大きく増加した。
フッ化物歯面塗布処置（１口腔につき）
以下の対象者に対して、フッ化物歯面塗布処置を行った場合の評価。
・歯科疾患管理料又は歯科特定疾患療養管理料を算定したう蝕多発傾向者
・歯科訪問診療料を算定し初期の根面う蝕に罹患している在宅等で療養を行う患
者又は歯科疾患管理料を算定し初期の根面う蝕に罹患している65歳以上の患者

・歯科疾患管理料を算定したエナメル質初期う蝕に罹患している患者
■フッ化物歯面塗布処置の算定回数
（回）
140,000

う蝕多発傾向者
121,986

初期の根面う蝕に罹患している患者
（令和3年までは在宅等療養患者に限定）
エナメル質初期う蝕

120,000
100,000

99,102
104,713

80,000
64,430

60,000

66,801

53,486

48,004

43,707

39,475

40,000
20,000 14,484

17,975

21,467

22,278

22,446

26,272

31,807
23,328
10,166

13,206

平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和元年 令和2年

令和3年

4,610

5,160

5,763

7,451

9,944

11,696

0
出典：社会医療診療行為別統計（平成26年は社会医療診療行為別調査）（6月審査分）

令和4年

63