参考資料3 都道府県の推薦について (128 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37991.html |
出典情報 | がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第24回 2/21)《厚生労働省》 |
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資料5-1
本県では5つのがん診療連携拠点病院が、医療圏別又は圏域を超えて相互に連携し、県全体のがん医療の均てん化や、
がん医療水準の強化に努めている。
基本的な考え方
全国より早く高齢化が進展する本県のがん罹患率は全国を上回って推移しており、今後のさらなる高齢化に伴い、がん患者、
認知症を有するがん患者の増加が見込まれる中で、これまでと同様に、県民が安心して質の高いがん医療を受けられるように
するため、下記のとおり、本県の拠点病院がこれまで担ってきた役割を継続・強化する必要がある。
①手術、放射線治療及び薬物療法を効果的に組み合わせた集学的治療や各学会の診療ガイドラインに準ずる
標準的治療等をがん患者の状態に応じて適切に施していくこと
②緩和ケアチームの介入によるがん患者の負担軽減
③医師・看護師等のがん専門人材の育成・医療安全に対応する人材の育成・配置
④高度な先端技術等を用いた治療やがんゲノム医療の実践に向けた取組みといった最新の医療技術への対応
県計画等における位置付け
本県では、がんの克服を疾病対策の重要課題と位置付け、国の「がん対策推進基本計画」に基づき、「富山県がん対
策推進計画」を策定し、「予防の強化と早期発見の推進」「質の高い医療の確保」「患者支援体制の充実」の3つを重
点課題として、総合的ながん対策を推進してきた。
現在の第3期計画においては、拠点病院が連携協力し、病院毎の特性を活かしながら、二次医療圏毎に、集学的医療、
緩和ケア、在宅療養支援を提供できる体制を構築し、患者支援体制の充実及び県全体のがん医療水準のさらなる向上を
図ることとしている。
今後の富山県のがん診療体制
新川医療圏の黒部市民病院は、地域がん診療連携拠点病院として指定を受けているが、専従常勤の放射線治療医の配
置が困難なことから、地域がん診療病院として類型変更の推薦をする。
都道府県がん診療連携拠点病院として県立中央病院が拠点病院間連携の中心的役割を担い、地域がん診療連携拠点病
院として富山大学附属病院、厚生連高岡病院、市立砺波総合病院、地域がん診療病院として黒部市民病院の5病院から
なるがん診療体制により、高齢社会に対応した包括的ながん診療を提供することで、県民が安心して質の高いがん医療
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が受けられる体制の充実に取り組む。