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参考資料3 都道府県の推薦について (283 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37991.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第24回 2/21)《厚生労働省》
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資料5
○愛媛県におけるがん診療体制について
本県の6つの二次医療圏のうち、宇摩圏域及び八幡浜・大洲圏域については、がん診療連携拠点病院としての要件を
満たす医療機関がないため、がん診療については、地理的条件や交通事情、医療機能の集積状況等を踏まえ、それぞ
れ隣接する新居浜・西条圏域、松山圏域と一体的な診療体制を整備することにより、県内を4圏域に区分した上で、各圏
域に拠点病院を配置することにより、県内全域をカバーできる体制を整備している。
○二次医療圏の数を上回る拠点病院を整備する理由
本県では、松山圏域に、県拠点病院を含め4拠点病院を整備することに伴い、県全体の拠点病院数は、二次医療圏の
数である6を上回る7病院となるが、その理由は次のとおり。
1 患者の受療動向
県内のがんによる入院患者(病院の入院患者。以下同じ。)の約63%が松山圏域に集中し、松山圏域に所在する病
院の入院患者の35%は他の圏域からの流入患者であり、県内の入院患者の49%、松山圏域に所在する病院の入
院患者の84%を当該4病院で受け入れている。
2 他の二次医療圏との関係
宇摩圏域の患者は、3割が隣接の新居浜・西条圏域、4割が松山圏域に流出し、新居浜・西条圏域の患者の4割近くも
松山圏域に流入しているほか、八幡浜・大洲圏域の患者の5割強は、隣接する松山圏域に流出していることから、松山
圏域の拠点病院の診療支援は不可欠である。
また、今治圏域は、離島が多い等の地理的条件を考慮し拠点病院を整備するが、より高度な医療を行うには、松山圏
域の拠点病院との連携が必要である。
3 拠点病院間の機能分担等
次項「医療機関の機能・役割」のとおり。

以上のことから、医療機関相互の機能や役割分担のもと、本県のがん診療の質的向上を図るための効率・効果的な
体制を構築し、県内のがん医療の均てん化を推進する観点から、他の医療圏を支援する体制を構築するため、がん専
門病院である四国がんセンターを都道府県拠点病院とするとともに、高度な診療機能を有し、従来から緊密な連携関係
にある県立中央病院、愛媛大学医学部附属病院、松山赤十字病院の3病院が主導的役割を果たしていくことが不可欠
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である。