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参考資料3 都道府県の推薦について (328 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37991.html
出典情報 がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第24回 2/21)《厚生労働省》
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拠点病院の指定推薦の考え方

資料5

現 状
○本県では、平成20年3月に「大分県がん対策推進計画」を策定し、「がんによる死亡者の減少」と「すべてのがん患者及びその家族の苦痛の軽減並びに療養
生活の質の維持向上」を全体目標として、がん診療連携拠点病院の整備など、がん対策を推進してきた。
○現在指定されている6つのがん診療連携拠点病院については、県内におけるがん対策の拠点として、県全体のがん医療水準の向上、均てん化に大きな役割
を果たしてきた。
○現在策定中である「大分県がん対策推進計画(第4期)」では、「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての県民とがんの克服を目指す」ことを目標に掲げ、
さらなるがん対策に取り組むこととしており、その達成に向けて、現在の1県拠点病院・6県域5拠点病院体制は必要不可欠のものとなっている。

拠点病院の役割
○都道府県がん診療連携拠点病院について
大分大学医学部附属病院は、平成20年に「都道府県がん診療連携拠点病院」に指定されて以来、「地域がん診療連携拠点病院」間の連携を図り、「都道
府県がん診療連携協議会」の幹事として連携協力体制や医師派遣などの診療派遣、情報の共有化に積極的に努めているほか、「地域がん診療連携拠点病
院」に対する積極的な研修の開催等、高度のがん医療の均てん化に大きく寄与しており、その役割を充分に果たしている。
○地域がん診療連携拠点病院について
本県の医療圏は「東部」、「中部」、「南部」、「豊肥」、「西部」、「北部」の6医療圏で構成され、 「南部」、「豊肥」の2医療圏は拠点病院のない空白医療圏と
なっている。
本県の病院・診療所の数、医師等の人数等は、概ね全国水準を上回っているものの、東部、中部医療圏に約半数が集中しており、医療資源の集中化が見
られる。特に、中部医療圏内の人口は、約55万人で本県人口(約110万人)の約半数を占めている。さらに高速道路網等の道路整備により、中部医療圏内
の病院での受療の増加が見られるため、中部医療圏の拠点病院の整備はさらに充実・強化が必要であると考えている。
南部、豊肥の各医療圏では指定要件を充たす病院がなく、両医療圏とも高速道路等の整備促進により、中部医療圏の医療機関での受療動向が高くなって
いる。
以上のことから、中部医療圏については、2つの地域がん診療連携拠点病院を維持し、本県のがん医療に対する体制を維持・強化していきたいと考えてい
る。また、「東部」、「北部」の医療圏についても、これまでの実績及び他に指定要件を充足する病院が無いことから拠点病院の設置を維持していきたいと考え
ている。
○地域がん診療病院について
「西部」医療圏は、大分県済生会日田病院が「地域がん診療連携拠点病院」として地域のがん患者に良質な治療を提供している。令和4年度更新時、指定
要件未充足があったため「地域がん診療連携拠点病院(特例型)」に指定され、令和5年度においても同要件が未充足のため、新たに「地域がん診療病院」と
して推薦した。同病院は、未充足要件以外は他の地域がん診療連携拠点病院と同様に機能しており、また、他に指定要件を充足する病院が無いことから、
「西部」医療圏のがん医療体制の維持向上のため、同病院を「地域がん診療病院」として設置したいと考えている。

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