参考資料3 都道府県の推薦について (86 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37991.html |
出典情報 | がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会(第24回 2/21)《厚生労働省》 |
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資料5
1 埼玉県の地域特性と現状
3 同一医療圏に複数配置する拠点病院の役割分担
○人口は約734万人(全国第5位)
○5年間の人口増減率(令和2年度国勢調査)は+1.08%
(全国第4位)
○さいたま・南西部・南部は人口が増加し、患者が集中
北部・利根・秩父地域は特に人口が減少
○人口100万人を超える医療圏は2箇所(さいたま、東部)
○今後、高齢化が急速に進むことが予想される
○人口10万人当たりの医師数は185.2人
(全国最下位)
○県内の拠点病院数は14箇所
○10医療圏うち8医療圏で
拠点病院を指定
(利根・秩父医療圏が空白)
<さいたま>
さいたま赤十字病院は、幅広いがん種と合併症に
対応可能であり、サイバーナイフ治療やがんゲノム
治療に対応。
さいたま市立病院は、当該医療圏の患者を中心に
地域医療に貢献。
自治医科大学さいたま医療センターは、空白医療圏
である利根医療圏の患者も多く受け入れるとともに、
希少がんや血液がんの造血幹細胞移植に対応。
<南部>
川口市立医療センターは、公立病院として地域医療
を支えながら、悪性腫瘍の手術を多く実施。
済生会川口総合病院は、人材育成や、地域の医療機
関との積極的な医療連携に貢献。
戸田中央総合病院は、医療圏内の拠点病院で唯一の
緩和ケア病棟を有し多くの緩和ケア外来患者に対応。
<東部>
春日部市立医療センターは、初診から末期がん在宅
医療まで切れ目のない医療を提供し、利根医療圏の
がん医療も補填。
獨協医科大学埼玉医療センターは、AYA世代の
がん患者に対する妊孕性温存療法や、がんゲノム
治療に対応。
<県央>
埼玉県立がんセンターは、都道府県拠点病院として、
全県を対象とした、高度で先進的ながん医療を提供。
上尾中央総合病院は、総合的な診療機能を有し、
人工透析や基礎疾患を有する患者を受け入れている。
2 がん診療連携体制の整備方針
(1)都道府県拠点病院は、引き続き埼玉県立がんセンターとし、
連携体制を維持。
(2)地域拠点病院は、①~③のとおり体制をつくる。
①各医療圏1箇所に拠点病院を整備することを原則とし、
地域ごとに異なる条件や実情を踏まえ、限られた医療資源を
効率的に活用できるよう整備を進める。
②複数の拠点病院が必要な医療圏は引き続き、特性や役割を
活かし、質の高いがん医療の提供を維持。
③空白医療圏(利根・秩父)は、隣接医療圏の拠点病院や、
県が拠点病院に準じて医療を提供できるとして指定した
「埼玉県がん診療指定病院」で補填。
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