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資料3 ①看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案 (25 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00003.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第3回 6/20)《文部科学省》
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看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案では、看護職の基本的資質・能力に関する細目をまと
め、別紙 Excel【別表】として示した。これは、看護職として求められる基本的な資質・能力を身につけ
るうえで、必要な教育内容となる知識やスキルに関して、コンピテンシー、アウトカム、業務、実践、評価
と紐づけ、具体的な教育内容として示したものである。なお、コンテンツ(教育内容)基盤型教育とコン
ピテンシー基盤型教育の融合を支援するため、資質・能力に対応する教育内容を第 4 階層に示した。
別表の項目は、大規模調査の言語データ、保健師助産師看護師学校養成所指定規則(厚生労働
省)、令和 5 年看護師国家試験出題基準、2022 国民生活基礎調査の概況、MEDIS看護実践用語
標準マスター行為編 Ver3.7、新人看護職員研修ガイドライン【改訂版】(厚生労働省)、特定行為及
び特定行為区分(厚生労働省)、令和 4 年医学教育モデル・コア・カリキュラムを参考に作成され、有
識者意見提出、フィードバック検証経て決定された。マイルストーンとしては、看護学士課程の教育機
関における卒業時点に求められるレベルを考慮して選定された。別表の構成については看護師が行う
対象理解から看護活動への関連が表現できる形を採用し、以下の通りの構成とした。
別表 1 では、「人体の構造と機能」に関する細目を部位別に整理し、関連する症状とフィジカルイグ
ザミネーションを合わせて示した。別表 2 では、基本的な疾患を部位別に整理し、関連する症状・症
候、検査、治療、看護活動の一連の流れとして示した。表 1・2 は、看護職が臨床判断するときの「観察
の流れ」「観察項目」「判断するためのデータ(データを採択・棄却し、推論につなげるために必要な情
報)」に沿って記載されており、コンピテンシー基盤型教育とコンテンツ型基盤型教育の融合が想起し
やすい形で列挙されている。
別表3では、主な臨床・画像検査、別表 4 では、基本的看護技術、別表 5 では、身体機能別フィジ
カルイグザミネーションを示した。これらは教育内容の項目を示すものであり、教育内容の網羅性を確
認する際に使用できる。
教育内容の構成は以下のとおりである。
看護学士課程の教育機関が、教学マネジメント指針に基づき、講義・演習内容の選定をする際に
は、各別表に示した細目を参照することが望ましい。また、臨地実習についても、実習施設で対象者へ
の看護実践を通して「構造と機能、症状、フィジカルイグザミネーション」、「疾患、症状・症候、検査、治
療、看護活動」の一連を実践し、「別表4基本的看護技術」や「別表5身体機能別フィジカルイグザミネ
ーション」を活用した技術を実践できることが期待される。
別表1 構造と機能、症状、フィジカルイグザミネーション

別表 1-1 血液・造血器・リンパ系

別表 1-2 神経系

別表 1-3 皮膚系

別表 1-4 運動器(筋骨格)系

別表 1-5 循環器系

別表 1-6 呼吸器系

別表 1-7 消化器系

別表 1-8 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む)

別表 1-9 生殖器系

別表 1-10 妊娠と分娩

別表 1-11 小児

別表 1-12 内分泌・栄養・代謝系

別表 1-13 感覚器系

別表 1-14 精神系
別表2 疾患、症状・症候、検査、治療、看護活動

別表 2-1 呼吸器系

別表 2-2 循環器系

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