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資料3 ①看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂案 (39 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00003.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第3回 6/20)《文部科学省》
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するモデル・コア・カリキュラムによる CBT 出題範囲の調整、ブループリントによる出題割合・難易度
調整、医師国家試験出題基準による出題範囲の調整、ブループリント(医師国家試験設計表)による出
題割合の調整が記載されている。資質・能力を保証するための仕組みとして、pre-CBT/OSCE、
Post―OSCE さらには国家試験を含むブループリントの検討が行われており、医学生が臨床実習で
行う侵襲的な医行為及び判断を伴う行為について、国民の認識と理解を得るための一貫性ある到達
度と、臨床実習を円滑かつ安全に行うために必要な取組についても報告されている。学修者評価を継
続的に改善し続けるシステムでは、一貫性や平衡性、すなわち反復した評価、異なる場や状況での評
価において同様の結果が得られることを保証するためには、評価の内容やプロセスの設計図となる学
修者評価におけるブループリントが必須である 4)。
看護学士課程教育では、JANPU における実習前の看護学生の知識確認となる JANPU-CBT
実証事業が進められており、2024 年文部科学省あての JANPU 要望書 5)において、看護学基礎教
育においてコンピテンシー基盤型教育に基づいた看護実践能力評価基準を策定し、この基準への到
達状況を測るための試験問題作成・評価システムを構築することを挙げている。看護学教育モデル・コ
ア・カリキュラム改訂案のブループリントは、看護学基礎教育全体の共通認識化を図るための上記のよ
うな取り組みや、各大学のコンピテンシー基盤型カリキュラムの重みづけ、単位、授業時間、アウトカム
の設定、臨地実習前時点の学年の到達や科目レベルでの到達度の確認、卒業時点での卒業前試験や
科目などの到達度の確認の際に活用できる。コンピテンシー基盤型カリキュラム作成時には、看護学
教育モデル・コア・カリキュラム改訂案の資質・能力に対するブループリントとともに、教育内容(コンテ
ンツ)によるスコープの確認、到達度や指導体制と委託の程度によるシークエンスを活用し、カリキュラ
ム全体の設計を検討する必要がある。

【引用文献】
1)
白蓋真弥, 網木政江, 浅海菜月, 桐明祐弥, 生田奈美可, 安達圭一郎ら. (2021). 新型コロナウイルス感染症
拡大下における A 大学看護学生の卒業時看護実践能力到達度に関する調査 自己評価表を用いて. 山口医
学, 70(4), 165-173.
2)
2)中尾友美, 清水昌美, 本田由美, 生駒妙香, 石井あゆみ, 後藤小夜子ら. (2020). 看護学士課程教育にお
けるコアコンピテンシーと卒業時到達目標の実態と学年間の比較. 千里金蘭大学紀要, 17, 77-83.
3)
厚生労働省医道審議会医師分科会医学生共用試験部会:共用試験実施評価機構と共用試験
https://www.wic-net.com/material/static/00001674/00001674.pdf(検索日 2024 年 3 月 18
日))
4)
Hamdy, H. (2006). Blueprinting for the assessment of health care professionals. Clin
Teach, 3: 175-179.
5)
日本看護系大学協議会. (2024). 日看大協第 13 号 2024 年 4 月 5 日文部科学大臣要望書:
https://www.janpu.or.jp/wp/wp-content/uploads/2024/04/youbousho_monka2024.pdf(検
索日 2024 年 5 月 18 日)

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