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資料2-2 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[3.8MB] (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44308.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和6年度第2回 10/24)《厚生労働省》
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3 NSAIDs の処方日又は調剤日に処方日数を加えた期間。なお、先行する処方継続期間の終了日と後続の処方継続期間の

開始日が 14 日以内の場合は、両者をまとめて一つの処方継続期間とした。



解析対象集団
Nested case-control デザインに基づき、以下のケース又はコントロールの定義を満たす患者
を解析対象集団とした。


ケース:追跡期間中に心血管系イベント(急性冠症候群 4、脳梗塞 5 及び脳出血 6 の複合
アウトカム)を発現した患者(最も早い入院年月日を Index date とした)



コントロール:各ケースに対し、Index date 時点において非ケースの患者のうち、マッチ
ング因子(性別、年齢、追跡開始年及び心血管系イベントの既往の有無)が一致する患
者(ケース 1 例につき最大 10 例をランダムサンプリング)
4 「急性冠症候群」の傷病名がある入院年月日が記録されており、入院年月日の前日から 30 日後までの期間におい

て、
「経皮的冠動脈インターベンション」、
「冠動脈バイパス手術」

「大動脈バルーンパンピング」

「経皮的心肺補
助法」又は「血栓溶解法」のうち少なくとも 1 つの実施があること
5 「脳梗塞」の傷病名がある入院年月日が記録されており、入院年月日の前日から 30 日後までの期間において、
「コ
ンピュータ断層撮影」、
「磁気共鳴血管画像撮影」又は「磁気共鳴コンピュータ断層撮影」のうち少なくとも 1 つ
の実施があり、かつ、
「脳保護薬」

「抗血小板薬(注射)」

「抗凝固薬(注射)」

「血栓溶解薬」

「抗浮腫薬」、
「開
頭術」又は「血栓回収療法」のうち少なくとも 1 つの処方又は実施があること
6 「脳出血」の傷病名がある入院年月日が記録されており、入院年月日の前日から 30 日後までの期間において、
「コ
ンピュータ断層撮影」、
「磁気共鳴血管画像撮影」又は「磁気共鳴コンピュータ断層撮影」のうち少なくとも 1 つ
の実施があり、かつ、「抗浮腫薬」
、「降圧剤(注射)」又は「血腫除去術」のうち少なくとも 1 つの処方又は実施
があること



曝露又は非曝露


曝露区分 1:Index date 当日までの期間に処方継続期間の開始日を有する NSAIDs のう
ち、Index date に最も近い処方継続期間の終了日を有する NSAIDs に注目して、当該
NSAIDs の処方継続期間の終了日と Index date との位置関係を踏まえて、次のとおり分
類 7 した。
①Current use:処方継続期間の終了日が Index date の前 14 日間にある、又は処方継続期
間が Index date 以前に開始し Index date 以降に終了している
②Recent use:処方継続期間の終了日が Index date の 15 日前から 90 日前の期間にある
③Past use:処方継続期間の終了日が Index date の 91 日前から 180 日前の期間にある



曝露区分 2:曝露区分 1 にて Current use に分類された患者を対象に、Current use に分類
された処方継続期間の日数 8 を踏まえて、次のとおり分類 9 した。
①Short use:処方継続期間の日数が 30 日未満
②Medium use:処方継続期間の日数が 30 日以上 90 日未満
③Long use:処方継続期間の日数が 90 日以上



非曝露(Nonuse):Index date の前 180 日間にいずれの NSAIDs の処方継続期間の開始日
又は終了日がない。
分類された曝露区分内に異なる NSAIDs の処方継続期間の終了日も存在した場合、その患者の NSAIDs 名は「複
数 NSAIDs」とした。
8 処方継続期間が Index date 以前に開始し Index date 以降に終了している場合には、その患者の処方継続期間の
日数は、処方継続期間の開始日から index date までの日数で算出した。
9 曝露区分 2 では複数 NSAIDs は評価対象外とした。
7



解析方法
条件付きロジスティック回帰 10 を用い、非曝露に対する曝露区分 1 及び曝露区分 2 におけ
る各 NSAIDs の調整オッズ比と 95%信頼区間を推定した。なお、対比を用い、各曝露区分の
調整オッズ比の統合値と 95%信頼区間を推定した。
10

マッチングペアを層別因子とし、高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、抗血小板薬、抗凝固薬、心不全、慢性腎臓病、
慢性閉塞性肺疾患及び関節リウマチを調整因子とした。

調査結果の ◼

解析対象集団

概略



調査対象集団 31,403,138 人のうち、ケース及びコントロールとして、それぞれ 833,757
人及び 8,337,570 人を特定した。

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