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資料2-2 MID-NET・NDB の行政利活用の調査実施状況について[3.8MB] (38 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44308.html |
出典情報 | 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和6年度第2回 10/24)《厚生労働省》 |
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に処方されていた可能性も否定できないこと等を踏まえると、本調査の結果からは、ア
スピリンと心血管系イベント発現との関連は評価できなかった。
NSAIDs の処方継続期間の日数と心血管系イベント発現の関連性を評価した結果、
Nonuse と比較して Short use にて、NSAIDs(アスピリンを除く)による心血管系イベン
ト発現のリスク増加傾向が認められた。本調査では処方継続期間の日数の増加に伴う心
血管系イベント発現のリスク増加傾向は認められなかったものの、Medium use 及び Long
use においては、心血管系イベントの発現数が少なく信頼区間が広いこと等に留意が必
要である。
本調査は、先行研究や臨床的観点を踏まえて心血管系イベント発現を特定する条件を設
定しているものの、その条件の妥当性についてバリデーションは実施されていないこ
と、潜在的な交絡因子(例:飲酒歴や Body Mass Index 等)及び曝露状況の変化に影響す
る追跡期間中の交絡因子の変化等が結果に影響を与えている可能性は否定できないこ
と、一般用医薬品・要指導医薬品として使用される NSAIDs については捕捉できていな
いこと等の限界があることに留意が必要である。
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スピリンと心血管系イベント発現との関連は評価できなかった。
NSAIDs の処方継続期間の日数と心血管系イベント発現の関連性を評価した結果、
Nonuse と比較して Short use にて、NSAIDs(アスピリンを除く)による心血管系イベン
ト発現のリスク増加傾向が認められた。本調査では処方継続期間の日数の増加に伴う心
血管系イベント発現のリスク増加傾向は認められなかったものの、Medium use 及び Long
use においては、心血管系イベントの発現数が少なく信頼区間が広いこと等に留意が必
要である。
本調査は、先行研究や臨床的観点を踏まえて心血管系イベント発現を特定する条件を設
定しているものの、その条件の妥当性についてバリデーションは実施されていないこ
と、潜在的な交絡因子(例:飲酒歴や Body Mass Index 等)及び曝露状況の変化に影響す
る追跡期間中の交絡因子の変化等が結果に影響を与えている可能性は否定できないこ
と、一般用医薬品・要指導医薬品として使用される NSAIDs については捕捉できていな
いこと等の限界があることに留意が必要である。
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