「意識障害又は昏睡」の患者について⑤
○ 「意識障害又は昏睡」又は「意識障害又は昏睡に準ずる状態」の患者でJCS０の患者とJCS1以上の患者の
傷病名を比較すると、 以下のとおりであった。
○ 「意識障害又は昏睡」又は「意識障害又は昏睡に準ずる状態」の患者のうちJCS０の患者とJCS１以上の患
者に分けて比較すると、JCS１以上の患者の方がt-PA実施割合が高かったが、それぞれ１％未満の実施割
合であった。
JCS０とJCS１以上の患者の傷病名
救急医療管理加算１（令和２年度）
0(n=28326)
傷病名
食物及び吐物による肺
臓炎

救急医療管理加算２（令和２年度）

1以上(n=239982)
患者数
1,317
（4.6％）

1,195
（4.2％）
脳動脈の血栓症による
1,174
脳梗塞
（4.1％）
979
その他のてんかん
（3.5％）
（大脳）半球の脳内出血，
692
皮質下
（2.4％）
心停止，詳細不明

※傷病名は最も医療資源を投入した傷病名を記載

傷病名

0(n=10925)
患者数

（大脳）半球の脳内出血， 21,788
皮質下
（9.1％）
脳動脈の塞栓症による
脳梗塞
脳動脈の血栓症による
脳梗塞
心停止，詳細不明
その他のてんかん

16,728
（7.0％）
16,410
（6.8％）
13,015
（5.4％）
11,291
（4.7％）

傷病名

１以上(n=46980)
患者数

脳動脈の血栓症による脳
梗塞
その他の脳梗塞
その他のてんかん
脳梗塞，詳細不明
脳動脈の塞栓症による脳
梗塞

傷病名

952
脳動脈の血栓症による
（8.7％） 脳梗塞
510
（4.7％）
417
（3.8％）
387
（3.5％）
357
（3.3％）

患者数
5,847
（12.4％）

（大脳）半球の脳内出血， 3,875
皮質下
（8.2％）
脳動脈の塞栓症による
3,484
脳梗塞
（7.4％）
2,755
その他のてんかん
（5.9％）
2,429
その他の脳梗塞
（5.2％）

JCS0とJCS1以上の患者でt-PAを実施した症例数
JCS０
加算１

出典：各年度DPCデータ

平成30年度

162 (0.37%, n=44118)

令和２年度

82 (0.3%, n=28326)

JCS１以上
加算２

加算１

加算２

2258（0.93％, n=242736）

12 (0.1%, n=10925)

1990（0.83％, n=239982） 71 （0.15％, n=46980）

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