○働き方改革(その2)について 総-3 (122 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》 |
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看護業務の効率化先進事例アワード2021
【社会医療法人柏葉会 柏葉脳神経外科病院】
新型コロナウイルス感染症クラスター下での看護記録革命!
事例概要
~スマホ活用で問題解決~
コロナ禍における、紙による看護記録運用の感染拡大リスクを受け、スマートフォンを用いた音声入力システムを導入し、
時間外業務の削減や丁寧なケアの提供に繋がった事例
課題
取組内容
○院内感染が拡大し、看護帳票の病室からの持ち出しが禁止となり、病室内で暗記後にカルテに入力
○曖昧な記憶を確認するため、レッドゾーン⇔グリーンソーン間の往復が頻発
○頻回な往復による、PPEの着脱コストの増加、感染リスクの拡大
スマートフォンを用いた音声入力システムの活用
1.看護記録用スマートフォンの導入
2.音声入力システムの運用
病室・ナースステーション毎に配置
・アプリ上で記録等を音声入力
・電子カルテに転送・反映
成果・効果
4.時間外業務の削減・有給休暇消化率の向上
1.看護記録にかかる時間の短縮
(1)時間内に業務を完了できる
(2)看護記録をスマートフォンからいつでも見ることができる
2.身体的・精神的負担の軽減
(1)PPE着脱の身体的負担の軽減
(2)感染リスクの減少による精神的負担の軽減
(3)看護帳票を暗記する必要がなくなった
3.費用の削減
(1)印刷物の削減37,000枚/月→24,000枚/月
(2) PPE着脱回数の減少・費用の削減
5.患者・家族への効果
(1)スマートフォンからの指示簿閲覧が可能。迅速な処置・投薬が可能 → 患者の安楽
(2)患者の様子を撮影し家族に伝える → 患者家族の現状理解・安心
(3)看護記録業務時間の削減 → 丁寧なケアの提供
6.職務満足度や連携強化への効果
(1)クラスター下でも適切なケアを提供できる → 職務満足度が向上
(2)クラスター下での業務効率化達成 → 看護師間の連携・チーム力の向上
出典:「令和3年度厚生労働省補助金事業看護業務効率化先進事例収集・周知事業」報告書より厚生労働省医政局看護課にて作成
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