5.3

医療機能情報提供制度の周知度

医療機能情報提供制度（医療情報ネット）は、住民・患者による医療機関の適
切な選択を支援することを目的として、平成 19 年（2007 年）に第五次医療法改
正により導入された。全国の都道府県で公表されており、現在、機能の整備に向
けた議論が進められているところである。ただし、当該情報サイトの認知度が低
いという懸念もあり、本調査で居住地の都道府県による医療情報サイトの存在に
ついて尋ねた11。結果、知っている人の割合は 20.3％で、年齢や地域による大き
な違いはみられなかった。

図 42 住んでいる都道府県に医療情報サイトがあることの認知
住んでいる都道府県に医療情報サイトがあることの認知（n=1,162）
わからない, 5.8
知っている,
20.3

知らない, 73.9

図 43 住んでいる都道府県に医療情報サイトがあることの認知‐年齢区分別
住んでいる都道府県に医療情報サイトがあることの認知‐年齢区分別
（n=1,162）
知っている
0.0

20.0

20～44歳（n=307）

20.2

45～64歳（n=395）

23.5 *

65歳～（n=460）

知らない
40.0

わからない
60.0

73.9
71.9

17.6

75.7

80.0

（％）

100.0

5.9
4.6
6.7
* p<0.05

11

質問文は「あなたがお住まいの都道府県には「〇〇医療情報ネット」や「〇〇医療システム」といった名称
の、住民が医療機関や薬局などを探すための医療情報サイトがあることをご存じですか？」

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