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第8回日本の医療に関する意識調査 (55 ページ)

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出典情報 第8回日本の医療に関する意識調査(1/31)《日本医師会総合政策研究機構》
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コロナ禍を経た現代のストレス社会において、人々のメンタルヘルスを支える医
療者の必要性が指摘されている14。精神的な不調を感じた時に身近で相談できる医
師や専門家の有無を尋ねると、そのような専門家や医師がいる人は全体の 22.2%
で、いない(いないがいるとよいも含む)が 73.5%を占めた。

一方、かかりつけ医がいる人は、精神的な不調時に相談ができる医師や専門医が
いるとした割合が高く(35.7%)、この傾向は年齢区分別にみても同様の傾向が示
された。かかりつけ医が精神的不調時の相談の役割も果たしていることが示唆され
ている。コロナの影響による日常生活の変化や昨今の社会情勢から、かかりつけ医
の役割がいっそう重要になっていることを示唆している。

図 55 精神的な不調時に身近で相談できる医師や専門家の有無
精神的な不調を感じたときに相談できる医師や専門家の有無
‐第7回調査との比較
いる
0.0

第7回
(n=1212)
第8回
(n=1162)

いないがいるとよいと思う
20.0

40.0

30.4

22.2

22.6

24.5

いない
60.0

わからない
80.0

43.9

49.0

(%)

100.0

3.1

4.3

「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスとその影響に関する調査報告書」(令和 4 年度厚生労
働省障害者総合福祉推進事業)によれば、回答者約 1 万人のうち、22.6%がコロナ禍で自身の心の健康が悪化
したと回答している。
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