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第8回日本の医療に関する意識調査 (74 ページ)

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出典情報 第8回日本の医療に関する意識調査(1/31)《日本医師会総合政策研究機構》
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ら考えたり家族らと話し合ったりする機会の提供や、職場研修や生涯学習へ
の取り込みを検討する必要がある。



性別役割分担、高齢者が感じる社会的なプレッシャー等が療養場所や治療の
選択にもたらす影響を慎重に検討し、それらが患者や家族にもたらす有害な
影響を減じるための臨床の実践、政策の実施が必要である。

調査の制約

アンケート調査の限界であるが、高齢者施設などに居住されている方、生活に支
障のある低所得層、疾患や障害を抱える高齢者や若年者の方、経済・健康面で厳し
い状況にある方などは調査対象から外れている。従ってこれらの方々を含む一定割
合の国民の意識は調査結果に反映されていない。次に、対面の個別面接調査に回答
くださる方に、一定の偏りがあることは否めず、医療に対して理解がある人の割合
が高い、調査員との対面であるため好意的な回答になる傾向がある、などが推測さ
れる。ただし、アンケート調査手法のうち WEB 調査、郵送調査など、いずれの調
査手法についても一定の制約があると推察され、本調査では第 1 回調査に採用し
た調査手法を継続している。

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